人生に意味はあるかと問われれば、
あるとも言えるしないとも言える、と。
若い頃の僕は、
人生の長さを思ってうんざりし、
途方にくれたものです。
それと言うのも、
すぐに会社を辞めるため、
家にいて、
ぼーっとしている時間が長く、
とりとめのないことを考えていたから。
この先の人生が蜃気楼のように思え、
そのとりとめのなさに、
ため息しか出ませんでした。
そんな自分が、
シニアと呼ばれる世代になっているのですから、
人生とは不思議なものです。
5月5日は、
AさんとIさんが我が家に来てくれて、
恒例の三人会を実施。
13時に始まり、
21時に終了というのも、
このところの定番。
8時間の対話が一瞬で過ぎるほど、
今回も、
実りある中身となりました。
いまやこの三人会は、
僕の生きる指針となっています。
さて5月は、
風薫る季節。
天気のいい日は、
お散歩日和。
5月8日は、
僕の弟の命日で、
生まれた日が死んだ日という短命でしたが、
父の命日も義母の命日も5月で、
実母の命日のみが11月。
計4体の遺骨がある、
入間市のお墓に行ったついでに、
生まれ故郷を散策。



茶畑で有名な場所です。

木々の向こうの八高線。


金子駅。
子供のころにプロレスごっこをして遊んだ広場は

駐車場ならぬ駐輪場に。


八高線の鉄橋を下から見る。

川沿いを歩く。

母校の中学校の様子も、

昔とは違う、と。
その後、
まだつつじが咲いているかと期待して、



塩船観音へ。
緑は、

濃いものの、
もうつつじは、




終わっていました。
その代わりといっては何ですが、
帰る途中、
聖天院に立ち寄りました。
こちらのほうが、

まだつつじが残っていました。
400円を払って、
中門から、

庭園内に入りました。
なかなかの、








風景。
さらに、多宝塔を、

めざします。
一番高い位置にある多宝塔前で、



しばらくくつろぎタイム。
ゆったりとした、

午後の時間が、



ながれます。
弟が生きていれば、
64歳になったこの日、

静かな時間の中で息をする、

僕がいました。