父の介護が必要になり、
介護離職する前ですが、
まだ新宿のホテル勤務時代、
一通の葉書が。
それは、
消えた年金に関するお尋ね。
何しろ古い話なのですが、
戦前戦中に、
父がまだ北海道の伊達市にいた頃の年金。
支払った期間もわずかだったらしいのですが、
父に訊くと、
確かに支払っていたとの返事。
そこで、
記憶にある範囲で、
必要事項を記入して返信。
そして後日、
220万円ほどのお金が、
振り込まれました。
これには、
当の本人も、
僕もびっくり。
消えた年金が発覚した時点で、
父はすでに80代。
つまり、
20年以上の不払い期間があったため、
支払った期間はわずかではあっても、
それだけの金額になったのでしょう。
そのお金は、
父を連れた旅行代や、
父の葬儀費用にもなりました。

そのとき、
僕が思ったのは、
出エジプト後のマナの話。
モーセが、
エジプトを出てカナンの地を目指す中、
民はたびたび不平を言い、
飢え渇きますが、
神は天からマナを降らせるというもの。
僕の家にとって、
その消えた年金が、
まとまった金額でやってきた時、
僕は、
天からの恵み、
まさにマナだと思いました。
この時のマナは、
きわめて印象的でしたが、
僕の人生を振り返ると、
つらいときや大変な時、
天からマナが降ってくるように、
助けられたことが何度もあります。
で、
何が言いたいのかというと、
消えた年金の通知が来た時には、
かなりの確率で該当するので、
わかる範囲で記入して、
返信すると、
良いことがあるかもしれません。
いくつかの条件、単身であるとか、65歳以上である、生活保護の受給歴がないなど聞かれ、クリアすると何と該当するとの事、額は追って沙汰するとの事ですが、いづれにしてもこのローコスト生活に於いては少ないはない額の模様、しかも毎年の事なのですから 顔も名前も知らないブロガーさんに感謝すると共に、昨日は誕生日でもあったので馬齢のみ重ねた情報弱者の我が身を大いに反省したのでした。それにしても 聞いてみるものですね。