サザエさん通りを、

一緒に歩いたことのある、

かつての同僚のことを、

思い出しました。


単身世帯率が、

急上昇しているというニュースを、

テレビで見た時のことです。


「サザエさんの家族みたいな家、

今の日本にどのくらいあるんすかね」


彼がこのセリフを吐いたのは、

僕が介護離職する前だから、

少なくとも、

8年以上は前のこと。


その彼も、

まだ会社を辞めていなければ、

そろそろ還暦のはずです。


単身で、

しかも、

高齢で暮らすには、

精神性が、

ある程度習熟していないと、

かなり苦しいものに、

なるかもしれません。

以下は、SPAの記事からの一部抜粋。

「貯金もないし年金も月2万円しかない。そのうえ持病の治療費もかかるので仕事をやめるわけにはいかないです」そう話すのは未婚で一人暮らしの加藤貞夫さん(仮名・64歳)。5年前から、ちくのう症と不整脈を患い、通院をしながら介護補助の仕事を続けている。「契約社員や派遣で働いた期間が長く、60歳から繰り上げ受給をしたので年金額が少ないんです。今は訪問介護のアルバイトを週4日こなして月収は10万円ほど。家賃や生活費、薬代に消えて、毎月ほぼお金は残りませんね」結婚もしておらず、交流する友人もいないが、「ネットが趣味なのが救いだ」と話す。「掲示板サイトに書き込んだり、チャットGPTを使ったり……いい話し相手になってくれるんですよ。たまに掲示板でケンカもしちゃうんですが、それが孤独感を薄めてくれているのかもしれませんね」


ううーん、掲示板の中に、

自分の存在意義を見出しているのだとしたら、…。


ネトウヨや陰謀論に嵌まるのは、

この世的に不遇な境遇にある中年男が多いイメージですが、

満たされない高齢者もまた、

ネットの中で、

自己発揮を、

しているのかもしれません。

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別の見方をすれば、

ネットが、

セーフティーネットに、

なっているのかもしれませんね。




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