人生をより良く生きようと思う人が、
一度は陥る罠があります。
それは、自己肯定感の罠。
自己肯定感を上げようとして、
常にポジティブでいなきゃ、
と頑張ったりしますが、
それこそが罠。
そもそも、
常にポジティブなんて、
気持ち悪いですよ。
だって、
テレビをつければ、
罪のない住民が、
爆撃を受けたりしているんですから。

戦争や紛争以外にも、
ひとたび会社に行けば、
厭なことの連続、
だったりします。
上司からの意味不の説教、
わがままな顧客に振り回されたり、
同僚から足を引っ張られることもあります。
それでポジティブなんて、
あり得ませんから。
無理にポジティブでいなきゃ、
なんて思ったりすると、
その反作用で、
自己嫌悪に陥るのが関の山。
本当の自己肯定感は、
ありのままの自分でいいと、
思えること。
これだけです。
ポジティブでいなきゃ、とか、
クソ上司だけど良い人だと思うようにしなきゃ、とか、
思う必要は、さらさらありません。
だって、
クソ上司はどこまで行っても、
クソ上司なんですから。
それよりも、
他者はどうでもいいので、
誰よりも大切な自分を、
丸ごとそのまま受け入れて、
認めることが第一歩。
誰だって自分が一番かわいいんですから、
誰だって自分がいちばん大事なんです。
それでいいし、
それが当たり前なんです。
風の時代に、
一番やってはいけないことを、
言います。
これをやると、
波動が、
ドーンと下がります。
それは、自己犠牲。
宗教的魂の人は、
自己犠牲に美学を見出している人もいますが、
そういう人は浮かび上がれないし、
一番割の合わない人生を送ることになります。
長くなるので、
この辺にしておきますが、
年を取るにつれ、
自己肯定感が上がっていくのが、
本来の在り方なんです。
だって、
生まれる前に計画してきた人生を、
概ねその通りに生きていれば、
年々、年を追うごとに、
ハイヤーセルフに近づいていくはずですから。
あ、ハイヤーセルフって、自分自身、ですからね。
別の言葉で言えば、
地上で生きている自分の意識が小我だとすると、
霊界にいるハイヤーセルフは大我ということになります。
その大我のほうが、
肉体の束縛がない分、
はるかに認識力が高く、
小我である自分が想像できないような、
遥かなる高みの幸福の在り方を知っています。
だからつまらないことを考えて悩む暇があったら、
波動を上げて大我に少しでも近づくほうが、
いいに決まっています。
人生は、
実にシンプルで、
単純なのですね。