豊かさというと、
すぐにお金を思い浮かべる人が多いのですが、
実はお金は、
豊かさの一側面にしかすぎません。
豊かさというダイヤモンドがあるとします。
ダイヤモンドは、
多面体です。
で、金融資産がたくさんある、
たとえば現金と株式などで5億円あったとすると、
この世的には、富裕層で、お金持ちです。
金融資産を多く所有することは素晴らしいことです。
その資産を使ってやりたいことができますからね。
たとえば、
船上クルーズの旅をするとか、
豪華列車の旅をするとか。
更に具体的に言うと、
ななつ星に乗って、
九州を夫婦二人で5日間旅をすると、
二人で300万円ほどかかります。
一人150万円ほどがかかるわけで、
一日換算で30万円(夫婦で60万円)の金額を、
ストレスなく支払える経済力が必要になってきます。
つまり、潤沢な金融資産があれば、
贅沢とされる旅行にも、
ストレスなくお金を支払うことができる、と。
勿論、例外もあって、
金融資産は何億も持っているけど、
お金を使えないタイプの人もいます。
なぜ使えないのかと言うと、
金融資産の残高が、
その人のアイデンティティになっているから。
そういうタイプの人は、
お金が減ることは、
アイデンティティが弱まることになるので、
怖くて使えないのです。
これでは、ただのお金の番人です。
でも、世の中には、
そうしたタイプの人も、
少なからずいます。
そういう人は、
預金残高は多くても、
豊かな人ではないし、
その結果として、
豊かな人生を味わえないまま、
死ぬことになります。
一方、金融資産は、
あまりなくても、
毎日を、
楽しく生きられる人は、
とても豊かな人だと、
思っています。