今日は誤解を招きかねないタイトルなので、
最初に断っておきます。
これは僕だから泣けたのであり、
もし泣ける人がいるとしたら、
僕と似たような経験をした人か、
ものすごく共感力のある人、
くらいでしょう。
人は、孤独なものです。
ましてや精神世界のこととなると、
理解し合うのは限りなく難しい。
それは、
この三次元という、
縦横高さの箱庭のようなところに肉体がとらわれていて、
精神が自由ではないからです。
僕は、
とある宗教団体をやめる際、
3年間の検証期間を置きました。
3年間も時間を要したその理由は、
それほど、
やめることに逡巡していたからでもあります。
自分が信じている者、
特に神と崇めている存在に、
疑いを持つのはつらいことですし、
何よりも認知的不協和を生みますから、
感情が不快感を持ちます。
不快なものからは、
目を逸らしたいのが人の常。
見ないようにすることで、
自分の精神の均衡が保てますからね。
僕がその記事を読んで泣いたのは、
彼がいかに真摯な信仰生活を送ってきたのか、
そして、
不本意ながら疑問を持ち、
その後、
逃げずにその疑問と向き合い、
勇気をもって、
真実と向き合ったのかということ、
そのひたむきな姿を、
感じ取ったからです。
人は、
一度信じたものは、
なかなか手放せないものです。
ましてや彼のように、
多くの時間とお金、
つまり人生そのものを注ぎ込んできた人であれば、
なおのことです。
しかし彼は、
勇気をもって検証し、
教祖の実像に近づくことができました。
これは、
容易な作業ではありません。
以下は、彼のブログからの一部抜粋。
私も幸福の科学には数百万円のお布施をして、20年以上も信仰を続けてきました。大川隆法の言っていることが間違っていると判定することは、これまでの20年間の自分の人生を否定するのと同じなので、それはそれは非常に慎重になります。信仰を捨てるかどうかという人生の大きな選択がかかっていますので、本当の事、事実、真実を突き止めたくて真剣に慎重に調べました。
私もつい最近まで、皆様と同じように支部行事に参加し、ご法話に涙し、精舎の研修では光の体験をして心の安らぎを得ていました。法友たちと駅前で一生懸命チラシ配りしたり、様々なボランティア活動もしました。正心法語は基本毎日全編読誦でした。大川隆法が主エルカンターレではないと認めることは、自分のこれまでの人生を否定する様なものです。だから信じたい気持ちがありました。本物であって欲しい、本物であるべきだ、どんな矛盾があっても本物なのだと思っていました。
もし熱烈信者だった頃の私であれば、総裁先生が嘘など言うはずがないから、これは信者を導くための方便ではないか?車両訓練場だと見抜いていたけど、中国の軍事的脅威を日本人に知らせるために、数多くの核弾頭ミサイルが日本の各都市に照準を合わせていると、敢えて嘘をおっしゃったのではないか?と思ったかもしれません。
まさにこの彼の気持ちこそ、
僕が11年前に退会したその団体を、
3年間検証した時の気持ちそのもの。
僕が黒字で強調したところは、
まさに当時の僕の気持ちと同じものが、
書かれていたから。
ましてや僕は霊的に敏感なところがあり、
精舎などではインスピレーションがどんどん降りてきて、
光体験も一度や二度ではなかったからです。
この、自分の中にあった光体験こそが、
最後まで僕を逡巡させていたものでした。
感性と理性との凌ぎ合いというか、
信仰歴が長く活動信者であれば、
少なからず奇跡のような体験もしているし、
僕が辞めたその団体に限らず、
様々な宗教団体の信者が、
それぞれの信仰体験を根拠にして、
自分の信じる対象の正当性を、
確信の根拠としていることでしょう。
どこに疑問を感じ、何をきっかけに気づきに至るかは、
人それぞれでしょう。
今日紹介する人は、
一つの疑問をここまで掘り下げて探求したのかと、
その丁寧さに感心しました。
僕の場合は、
複数の疑問をそれぞれ掘り下げ、
調べ上げ、
その教祖の実像を複眼的に見ることで、
疑問を解いていきました。
文献にあたるだけでなく、
東京地裁にも足を運び、
天使から悪魔に格下げされ追放された教祖の元夫人にも、
二度会って話も聞きました。
僕なりに慎重に、
幾度も感情の揺れ戻しを経験しながら、
それでも真実を求める気持ち、
求道心が、
僕を導いていきました。
殆どの人には、
興味のない内容でしょうから、
無理に読む必要はありませんが、
一応その記事を貼り付けておきます。
大川隆法の霊能力「中国秘密軍事基地」遠隔透視衝撃の真実 | 元幸福の科学信者コウちゃんのブログ (ameblo.jp)
考える材料にしていただけたら、幸いです。
状況は変わっています。