昨日は、
無限遠点に視点を置いて自分を眺めることで、
多少なりとも楽になるという話をしたのですが、
そうは言っても悩みの渦中にある時は、
そんな話は絵空事にしか思えないかもしれません。
僕自身、
親の介護をしながら24時間勤務をしていた頃は、
日々いっぱいいっぱいで、
職場で夜、
空を見上げ、
今のこの大変さも永遠に続くものではない、と、
自分に言い聞かせていました。
諸々の事象は過ぎ去るものである、との、
仏陀釈尊の言葉が、
拠り所となっていたのでしょうね。
不安の正体は何なのか。
僕は、
妄想ではないかと、
思うのですよ。
つまり、
自分で勝手に妄想し、
自分で勝手に苦しんでいる、と。
あるじゃんの記事を読んだときに、
給料の手取り額が55万円の、
公務員女性が不安を訴えていました。
定年は延長されても、
給料が4割カットだとのこと。
それが不安だと言うのですが、
カットされても、
30万越えですから、ね。
収入以上の支出があれば、
いくら稼いでいても家計は破綻。
一方、実入りが少なくとも、
収入内で暮らしていれば、
困ることにはなりません。
複雑なことを考えすぎて、
妄想の中で呼吸し、
苦しくなっているだけの人が、
多いように、
思います。