介護離職後、正社員ではなくなり、
更に親の介護ということで、
当然ながら使えるお金は少なくなりましたが、
良いこともたくさんありました。
それは、生活の知恵が身につくということ。
何しろ、少ない生活費で暮らすわけですから、
あれもこれもは、買えません。
当然、取捨選択、というのが必要になります。
すると、ものごとを見る目が深くなるというか、
じっくりと見据え、
考えるようになるのですね。
これは、木の根のたとえでも言われることですが、
絶えず、たっぷりの水を与えられている木は、
根を張ろうと努めなくとも、
すぐそこに水があるので根を張りにくい、と。
しかし水が少ないところの木は、
その少ない水を求めて、
懸命に根を伸ばすので、
結果的に根が広がって、
倒れにくくなる、と。
使えるお金が限られると、
それをどう有効利用しようかと、
考え抜くようになります。
この場合、世間一般の考えなどは意味をなさなくなります。
なぜなら、他人の幸福と自分の幸福は違うから。
他人様が幸せに感じることと、
僕のそれとは、当然ながら違うよね、と。
それと、使えるお金が限られていると、
お金を払ってのレジャーよりも、
無料で楽しめることは何があるかというほうに、
センサーが向くようになる、と。
そして気づいてみると、
世の中には、こんなにたくさんの、
無料で提供されているイベントがあるんだ、となる。
だけど、そのイベントを楽しむのには、時間が必要。
なので、今の世の中は、
実は、マネーリッチよりも、
タイムリッチの人のほうが、
幸せを、感じやすいのですよ。
長くなったのでこの辺にしますが、
またこのことについては、
言及したいと、
思っています。
タイムリッチとは
素晴らしい名言です
お金だけにとらわれがちな
日常で
とても考えさせられる
言葉でございます