斎藤一人さんがよく言うことですが、
困ったことは起こらない、と。
これは、本当に、その通りだと思います。
僕も、これまでの人生、
ずいぶん窮地に追い込まれたこともありますが、
その都度、何とかなって今があります。
自分にとって何が必要か、
これさえ見極めることができれば、
暮らしは、
格段に楽になります。
老後2000万円問題に踊らされる人は、
自分の生活が確立されていないからでは?
と、思えてしまいます。
統計から導き出されたモデルケース、
それも、
かなり前時代的なモデルケースでの、
不足金額を述べているだけのこと。
必要額は、
十人十色。
だって、
必要な生活費も、
お金に対するスタンスも、
マネーリテラシーも、
みんなそれぞれ違うんですから。
以下は、吉田兼好の言葉。
第一に食ふ物、第二に着る物、第三に居(お)る所なり。人間の大事、この三つには過ぎず。饑(う)ゑず、寒からず、風雨にをかされずして、閑に過ぐすを楽(たのしび)とす。ただし、人皆病あり。病にをかされぬれば、その愁忍びがたし。医療を忘るべからず。薬を加へて四つの事、求め得ざるを貧しとす。この四つ欠けざるを富めりとす。この四つの外を求め営むを驕りとす。四つの事倹約ならば、誰か人の足らずとせん。
うーん、 食べるもの着るもの住むところと薬があれば良い、と。
物価が上がっているとはいえ、
食べるものと着るものはあふれかえっている日本。
国民皆保険制度で、
諸外国に比べれば医療の不安は少ない、と。
となると、
あとは問題となるのは、
住むところだけ。
今は、エンタメはタダで楽しめる時代。
こんないい時代は、
楽しまなければ損ですよ。
おっしゃるとおり、と思います。物価高でスーパーに行くたび「あれ?」という値段になってきていますが、それでも「食べるものがあり、医療にもかかれる」のが日本。
上みりゃきりない、下みて暮らせ
90才近い叔母がよく口にする言葉です。
休日に小旅行をして高級なお食事処の盛況に驚いたばかりです。たまの贅沢?いやいや。恵まれた暮らしをしていてもまだ「足りない」のだな、そして不満があるのだ、人間て。と思います。
例えば自分は高級レストランで食事しても知人がその高級ホテルに宿泊したと聞けば食事だけではものたりなくなる。
兼好法師の言葉をかみしめる必要がありますね、自戒をこめて読ませて頂きました。