僕は、統一教会と幸福の科学の両方の信者だった経験から、
少し、述べさせていただきます。
カルト研究の先進国フランスでは、
カルトのことを、セクト、と呼んでいます。
フランスの、セクトに関する議会委員会が指定した、
日本に関係するカルト宗教は以下の通り。
世界基督教統一神霊協会 (Association pour l'unification du christianisme mondial)
霊友会
神慈秀明会フランス (Shinji Shumeikai France)
創価学会インタナショナル・フランス (Soka Gakkai internationale France)
崇教真光 (Sukyo Mahikari - Lumière de vérité)
幸福の科学 (Kofuku no kagaku (institut pour la recherche du bonheur de l'homme))
イエス之御霊教会 (Iesu no mitama kyokai (Eglise du Saint Esprit de Jésus))
以上が、カルト宗教だとして注意を促している団体になります。
僕が違和感を覚えるのは、
上記よりもカルト性の強い親鸞会や顕正会の記載がないこと。
考えられるのは、それらは、団体が小さすぎて、
視野に入っていないからだと思われます。
以前は、オウム真理教の名もありましたが、
現在は解散しているので、削除されています。
オウムの後継団体アレフなども、親鸞会などと同様に、
組織規模が小さすぎて問題外とされているのでしょう。
また、日本でも活発に活動しているエホバの証人や、
宇宙人が人類を作ったと主張するラエリアンムーブメントなどは、
日本との関連性は少ないため、割愛しました。
さて、これは僕の体験を通しての感想ですが、
幸福の科学には、洗脳はなかったように思います。
教祖の大川隆法氏自身が、
「当団体の本以外にも良いものがあれば読むように」
と言っていましたし、
むしろ、当教団より優れた教えがあるならば、
そちらに行ってくださいみたいな発言をしています。
また、献金を強要されたことも、一度もありません。
幸福の科学においては、献金、ではなく、お布施、ですが、
お布施の強要などは皆無でした。
会費に代わるものとして植福の会というのがあり、
一口1000円から、何口でも、
自分で決めてお布施するというスタイル。
僕も、一口1000円のときもあったし、
10口で1万円のときもあったし、
それは自分で決めていました。
さらに言えば、ゼロ口、と言うか、
お布施そのものをしない月もありましたからね。
研修や講演会も、洗脳的なものはありません。
あえて言えば、研修の最後に伝道を頑張りましょうと、促される程度。
統一教会に比べれば、きわめて天国的で、自由でした。
ただ、会員の中には、過剰なまでに熱心な人たちがおり、
そうした人たちの一部が同じ会員を裁く、と言うか、
活動やお布施を強く勧める、みたいなことはありました。
それは会の方針というより、熱烈会員の暴走というレベル。
また、支部長も、目標達成のために、
そうした会員の行き過ぎた言動を、
黙認していた部分もあったように思います。
政権に深く入り込んだ狡猾な統一教会とは違い、
不器用なまでに持論を展開した幸福実現党も、
狡さは、まったくありません。
僕などは、
もっとうまくやればいいのに、と、
歯がゆく思ったほどです。

カルト宗教という分類で、
比較されがちな幸福の科学ですが、
僕が知る限り、
洗脳はなかったと思っています。
昔からの知人に、エホバの証人、真ひかり、創価学会がおりますが、私は一度も勧誘されたことがありません。
話しを聞くと、強制的な寄付などは、一切なく、幸せに暮らしています。
ごく、一部の新興宗教が過激な集団なのかな?と感じています。
胃がんの手術で輸血が出来ないとかで、腹腔鏡の名医を大学病院から紹介され、運良く生還できた、というのには驚きました。