昨日は早朝に起き出して、八王子へ。
オクトーレへ行ったり、
少し街をぶらぶらしたりして、
京王八王子駅の2階のマックへ。

やっぱ、八王子と言うと、このバスです。

京王線は運賃が安く、
八王子は住むには便利でしょうが、
僕には都会過ぎます。
さて、今回の安倍元総理が銃撃された事件があり、
僕自身の統一教会時代の記憶も、
少しずつよみがえってきました。
何しろもう40年近く前のこと。
しかしその体験は鮮明で、
長らく忘れていたことなどもよみがえってきます。
当時、事あるごとに、
韓国人が人間ならば日本人は犬以下だ、
と言われたことを思い出し、
それを言うのが韓国人ではなく、
自分のアベルの日本人。
教会長とか、
自分の所属する部署のアベルだったり、
あるいは、巡回師だったり、が、
私たち日本人はとりわけ罪深いのだから、
せめて万物復帰して、
お父様のところに届けなければならない、と。
そして、父母が韓国語を話すのだから、
子女も話すのは当たり前だと言われ、
韓国語の勉強も始めました。
ただ、日々のノルマに追われ、
自分の時間などはほとんどなく、
韓国語を勉強できるのは便所の中か、
睡眠時間を削ってとか。
ただでさえ、睡眠時間は4時間以下。
それを削っての勉強は、
韓国語を唱えながら、
気を失って眠るということも。
当時、文鮮明は、
ダンベリーというアメリカの刑務所に収監されており、
それを教会はイエスの十字架にたとえ、
イエスはたった一度の十字架で使命を果たせずに死んだが、
お父様は、七たびの十字架にかけられ、
今も牢獄で私たち堕落人間のため、
祈りをささげていると言われ、
それを聞かされた僕たちは涙ながらに、
自分を責め、
お父様は3時間しか寝ていないのだから、
堕落人間の自分が4時間も寝ているのは申し訳ないと。
当時、日航機の墜落事故があり、
坂本九さんが死んだときも、
お前たちが責任を果たさないからだと、
責められました。
何か、事故や災害があるたびに、
お前たちが使命を果たさないから、
サタンが讒訴しているのだ、
と言われました。
その責任とは何か。
毎月100億の献金です。
当時は、TV100とか、HG100とか言われ、
とにかく、動員動員の日々。
動員とは、
店舗(霊感商法をしている店や絵画や宝石を売る店など)に、
知り合いや街頭で出会った人を連れていくこと、です。
僕は、伝道部門にいたので、
街頭アンケートで知り合った人を、
店舗に連れて行きました。
その前に、ビデオセンターに連れて行くのですが、
素質の良い人は、そのまま泊まり込みのセミナーへと誘導し、
脈のない人は店舗へ、という流れ。
この調子で話していると長くなるので、
結論に行きましょう。
カルトは、脅して人を動かします。
本来、日航機の事故は、
僕たちとは何の関係もないことです。
しかしそうした事故も、
僕たちが使命を果たさないからだと責められる。
これは、統一教会だけに限った話ではなく、
ほとんどすべてのカルト教団が、
信者を動かすときに使う手口。
このままだと大変なことが起こる。
富士山が噴火する、
天変地異が起こる、
日本が沈む、などなど。
そうした脅し文句に踊らされて、
信者は、伝道を急がねば、
もっと献金せねば、となる。
富士山も、活火山である以上、
いつかは噴火するでしょうし、
このところの異常気象を見ても、
地球規模で災害が発生するのは自然なこと。
でも、信者は、
自分たちのせいで、と、思いがち。
どこまで自意識過剰なんだよ、
という話ですが、
当の本人は大まじめ。
統一教会の問題を他山の石とすることなく、
自分が入っている宗教団体にも、
似たようなところがないかと考えるだけでも、
一歩、賢くなれるのではないでしょうか。
私は無宗教者なので、信心できる人に対して一抹の尊敬のような思いを持っていますが、盲目的になってしまうのも怖いことですね。
また、機会があれば、教えてください。