車のハンドルにも遊びがあるように、
人生にもそのような遊びというか余裕がないと、
危険です。
金曜日、研修へと向かう電車の中で、
疲れている会社員や勤め人と思しき人たちを見ていて、
余裕のなさを感じた僕ですが、
僕が会社から逃げ回って、
何とか続けられる仕事についたのも、
余裕というものがないと、
気持ちが荒んでくるからなのですね。
何とか逃げ延びながら、
自分を見失わずに勤められる会社に入ることができ、
介護離職するまで収入を得ることができたおかげで、
今があります。
で、研修会場につくと、
僕の後に高齢の女性がやってきて、
二人での研修となったのですが、
その人は、その日が最終日らしく、
合間合間に話をしたのですが、
働く理由は旅行のためだと言っていました。

ヨーロッパ、オセアニア、南米など、
大半の国には行っていて、
今度行く予定なのはスペインだそうです。
そして、国内旅行もお盛んで、
特に未亡人の友人が大の旅行好きで、
その人からの誘いが半端なく、
その人は夫がかなりの財産を残して死んだのでお金はあり、
自分の分も出してくれるというのだけれど、
自分の分は自分で稼いでいきたいとのことで、アルバイトをしているのだとか。
今現在は、都内の博物館で土日は仕事、
そして平日の4日くらいは、
この研修を受けた後の仕事をしたいとのこと。
年は、70歳だそうで、
これは僕が訊くまでもなく自分で言っていたのですが、
まだまだ働いて稼いだお金で旅行三昧したい、とのことでした。
稼いだお金は全部自分の旅行のためという、
目的がはっきりしているので、
元気なのだと思いました。
子供は家を出て自活しているので、
家にいるのは旦那だけだが、旅行嫌いなので、
二人で行くことはないとのこと。
自分で稼いだ金で行く分には良い、と、
そこは理解をしてくれているとのこと。
うーん、高齢でも、
自分のやりたいことをしてお金を稼いでいる人は元気だなあ、
と思った次第。
この女性に比べ、
電車の中で目にしたサラリーマンやOLと思しき人たちの元気のなさは、
余裕のなさの表れなのかもしれません。
何しろ、サラリーマンの両肩には、
家のローンや子供の教育費など、
目に見えない重荷がいくつものしかかっているのですからね。

