今朝は、起きるときに寒さを感じました。
空気が、一段階冷たくなっている感じ。
早速、今夜から、寝具を一段階温かいものに、
グレードアップします。
さて、寒いのは気温ばかりでなく、
懐も寒い人もいます。
今勤めている職場環境が、
稼げないからと言って、
安易に、休日にまでアルバイトをするような、
ダブルワークを選択してしまうと、
それは危険です。
まさに、そうなりそうな事例を見つけたので、紹介します。
▼相談者
アカレンジャーさん(仮名)
男性/契約社員/50歳
九州/賃貸住宅
▼家族構成
妻(専業主婦/40代)
▼相談内容
毎月の収入が15、16万円でボーナスは無しの工場の契約社員として働いています。毎月1万円の貯金がやっとで、収入を上げたいのですが、仕事が終わってからバイトの口もなく、現在に至っています。
女房は、体が弱く仕事は無理なのです。もう少し貯金を増やしたいと思いますが、どうしたらよろしいでしょうか?
ちなみに今年は、原付バイクの自賠責保険、家賃の保険更新等で約5万円が必要になります。毎年3月には町内費4000円が必要。以上になります。
▼家計収支データ補足
(1)妻の健康状態について
幼少の頃のケガが原因で、仕事自体が無理とのこと。相談者も仕事をさせることは望んでいないし、本人もその気持ちはない。ただし、通院や薬の服用はない。それでも妻のサプリメントは絶対に必要とのこと。
(2)現在の仕事について
現在の仕事はインターネットで見つけたもの。時給は1100円前後、勤務日数は月20~22日で不定休。残業はほとんどない。厚生年金には加入。
(3)他の仕事
「他にバイトを」という気持ちはあるが、実際に体力的にきびしく、したとしても現在の仕事が休みの日にできるものに限定される。
(4)公的年金について
夫婦それぞれ、年金がどのくらい支給されるかはまったく不明(ねんきん定期便で確認したこともない)。
(5)ご実家について
ご夫婦の実家ともに資金援助も移り住むことも無理。
(6)クレジットの返済
カードローン(キャッシング)による借入。完済は3年後。
(7)通信費の内訳
インターネット月4200円、固定電話2000~3000円、携帯電話2人で約9000円、テレビ受信料4400円
(8)車両費について
月に一度のレンタカー費用(野菜や米などの食料品を買い出しのため)+原付バイクのガソリン代
▼FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1:ダブルワークよりも健康管理を優先すべき
アドバイス2:クレジットカードの利用は今後NG
アドバイス3:セーフティーネットとしての社会保障制度を知る
うーん、 FPも言っているように、ダブルワークよりも、
健康管理を優先し、発想を変えるべき。
ダブルワークがまずいのは、
収入のカテゴリーが同じだから。
つまり、労働力の切り売りを増やそうとしているだけ。
体は、一つしかないんですよ。
しかもその体とは、
一生付き合っていかなきゃいけないんです。
ならば、いかにその体をメンテナンスしながら、
付き合っていくかこそが、最優先項目。
ところが、
ダブルワークをするということは、
自分の健康を、
更なる窮地に追いやることになってしまいます。
若い頃であれば、僕は、
ダブルワークは経験値を増やす意味もあり、
賛成なんです。
でもそれは、
可能性を探る途上の若い頃だからこその話。
この相談者のような年齢になったら、
むしろ仕事量を減らしていくべき。
そうは言っても、
お金がないからできないということなのでしょうから、
まずは、通信費など、削れるものを探し、
節約力を高めつつ、内省して、
なぜ、今のような状況になってしまったのかを、
見極める必要があります。
ダブルワークになったら、
その最も大切な内省の時間すら、
持てなくなります。
疲労こそが大敵。
体を休め、心を休めてからでないと、
内省など、できるものではありません。
僕がまず提案したいことは、
リラックスできる時間を確保すること。
そして、内省し、いろいろな発見があれば、
次の道が、見えてきます。
豊かさへの道に踏み出すのは、
その後になるので、
まずは内省の時間を持つためにも、
心身を休ませることが最優先だと、思います。