大手企業の冬のボーナスの平均は95万円で、二年連続過去最高を更新。
こうしたニュースが流れると、大半の労働者は、自分と比較して、様々な思いを持つでしょうね。
僕も、現役時代は、そうでした。
また、この時期、海外に繰り出す親子連れなどを見ると、金のない独身者などは、みじめな思いになるかもしれません。
事程左様に、年末年始のこの時期は、世の中が浮かれる分、不遇を託つ人にとっては、つらい季節。
さて、昨日は、和食よへいで、ここ数年、恒例になっているしゃぶしゃぶ食べ放題忘年会を、AさんとIさん、の、3人でやりました。
ここで思ったのも、考え方や感じ方は、三人三様であるということ。
それ故に、違う見解を持った人たちとの、語らいは、世の中を複眼的に眺めるのに役立ちます。
ただ、この3人は、基本的に、精神的なことを優位に置いているという共通項はあります。
それゆえ、それぞれの事象に対する見解の相違を認め合いながらも、より高次の視点を模索するという発展的な関係が築けているのだと思います。
Aさんからは、グレタさんやローマ教皇についての、また別の視点を、提示してもらいました。
また、Iさんは霊的感性が優れていて、たとえば、霊臭、と言って、霊のにおい、あるいは、霊界のにおい、などが、わかるようです。
Iさんは、日蓮系の宗教家庭で育ち、まあ、日蓮系と言っても、日蓮宗、日蓮正宗、あるいは、日蓮正宗からたもとを分かった創価学会、さらには、顕正会、など、あるのですが、千葉の、あるお寺の名前を出して、そこの霊的雰囲気の話などをしていました。
僕は、こうした話はとても好きで、Iさんは、ほかにも、トラックドライバーで全国を回っていた時なども、熊本県から鹿児島県に入ると、雰囲気が全然違う、とも言っていました。
雰囲気は、霊域ともつながるので、幕末維新で活躍した鹿児島の地の独特の霊域というのがあるのだと思います。もちろん、幕末維新前から、島津家の家風というか、一本筋の通ったところがあるのだと思います。
熊本も、加藤清正が治めていた地ですから、こちらもそれなりの気風があるのだと思いますが、それぞれの地にはその地独特の霊域があるのかもしれません。
Iさんは、特に、伊勢神宮の霊域の荘厳さというか、そうした話もしてくれました。
まあそのように、人は、この世に生きながらも、実は、その本質は、霊、なのだと思います。
シルバーバーチは、あなたとは何か、という章の中で、次のように言っています。
いったいあなたとは何なのでしょう。ご存知ですか。自分だと思っておられるのは、その身体を通して表現されている一面だけです。それは奥に控えるより大きな自分に比べればピンの先ほどのものでしかありません。
あなた方は本来が霊的存在であり、それが肉体という器官を通して自己を表現しているのだということです。霊的部分が本来のあなたなのです
それはこの全大宇宙を創造し計画し運用してきた大いなる霊と本質的には全く同じ霊なのです。つまりあなたの奥にはいわゆる〝神〟の属性である莫大なエネルギーの全てを未熟な形、あるいはミニチュアの形、つまり小宇宙の形で秘めているのです。
シルバーバーチの話をすると長くなるのでこの辺にしますが、霊臭を感じる能力のあるIさんは、それをギフトとして活用し、物事を判断する基準にしたり、あるいは、自分が間違った方向に行かないような歯止め、にもしています。
すべての人には、個性があり、特質があり、強みがあると思います。
それをどう活用し、生かしていくかは、当の本人に委ねられているのでしょう。
そう考えると、格差や、他人との比較ではなく、
自己を掘り下げることこそが、まずはやるべきことだと思うのは、僕だけではないでしょう。