僕は現在59歳のアルバイト暮らしです。雇用形態は、一か月更新。

派遣会社で面接をし、その後、実際に働く工場に行き、また面接。

そして、現在、アルバイトとして働いています。

今月は午後勤務なので、こうして午前の時間を使ってブログも書けています。

で、明日からは月が替わるので、午前勤務となり、朝は5時起きになります。

僕はもう年金支給も見えているし、この人生そのものにあまり執着もないので、僕個人としては、今の生活に何ら不満はありません。

むしろ、今くらいのゆるい働き方が合っていると思っています。

で、昨日書いた記事に、二つのコメントが寄せられました。コメントへの返信は、通常はコメント欄に書くのですが、返信が長くなりそうだったので、今回は、この記事で、返信も兼ねることにしました。


昨日の記事での、青字の部分は、例のクボタの事件に寄せられた発信者も特定できないコメントであり、僕自身の意見ではありません。

僕の意見は、

竹中平蔵はろくなもんじゃない

僕が気になるのは、その短絡性

物事のその先の展開を少しでも考える余裕と言うか、スペースがあれば、普通は起こり得ない事件だと思う

なんか、いろんな人が、切羽詰まったところで生きているような気がしてなりません

です。

大阪のパチンコ屋での事件も取り上げているように、日本の労働問題だけに焦点を当てているのではなく、それをも含んだ今の時代の空気のようなものを取り上げたわけですね。


さて、竹中平蔵は、ググればわかるように、弱者を食い物にして自己の利益を最大化している点で、ろくなもんじゃない、と僕は思っています。

誤解なきように付け加えると、自己の利益を最大化するのは人間の常なので、それ自体をどうこう言っているのではなく、多くの人を犠牲にしている点、人間をモノのように見ている点、さらに言えば、その政策が、ひいては日本国の将来に影を落としているその元凶を作った一人だからです。

これは、物事の展開を考えればわかる話で、大量の非正規社員は、十分な納税もできず、結婚もままならず、などなど、そのツケが将来悲惨な形で、日本国そのものに返ってくるのは、アキラかでしょう。

グローバル化の流れは、時代の要請なので、勿論、竹中平蔵一人が悪いわけではありませんし、韓国の若者の就職難、アメリカの若者、特にミレニアル世代の若者などは、厳しい経済環境のあおりを受けています。

で、それ以外の僕の意見としては、事件の短絡性を憂い、先の展開を考えたほうが良いのではないか、という提案と、あとは今の時代の雰囲気として、多くの人が切羽詰まったところで生きているような気がする、という僕自身の皮膚感覚を述べているわけで、僕自身は、今の自分の雇用形態に不満がないばかりか、自分にちょうど良い働き方だ、と思っています。


で、ここからが、多少はコメントの返信にもなるかと思いますが、かつて日本は、一億総中流社会と言われるように、経済的にはある意味幸福な時代がありました。

勿論、公害や、エコノミックアニマルと揶揄されるような、バランスの悪さもありましたが、概ね、中間層が幸福を満喫できる時代だったように思います。

しかしそれは、世界から見たら稀有なことで、社会主義が最も成功した国は日本ではないか、と思われるくらい、横並びの中流生活が奇跡的に維持できていたのです。

これは、高度経済成長という時代が後押ししたものでしょう。

本来、終身雇用などというモノが、長期にわたって維持できたこと自体が、世界にあまり例を見ない出来事なのです。

ですから、終身雇用が当たり前という意識は、本来持つべきではありません。

ところが、多くの頭の固い年寄りが、自分の常識でモノを言うので、変なことになったりするのですね。

で、僕の立場はどうかと言うと、僕はきわめて自分よりも年下の世代に同情的です。とてもではありませんが、多くの年寄りのように、説教を垂れる気にはなれません。

今自分が若者だったら、かなり絶望していたように思うからです(この点ではペシミストです)。


このあたりの自分の考えは、別ブログにはなりますが、以下の記事で、かなり明確に書いています。

氷河期世代の消費は抑制的にならざるを得ない

で、日本はこれから厳しい時代を迎えますが、世界的に見ると、この世界は少しずつ良くなっていくと思っています。


で、このまま書き続けていくと、アセンションなど、スピリチュアルな話になって終わらなくなるので、この辺にしておきます。