うーん、このブログでも何度か、毒親やダメ兄弟、あるいは働かない子供のために、ずっと労働市場にしがみつかないと生きていけない人たちのことを記事にしてきましたが、今朝の読売新聞の1面のコラム、「安心の設計」が、まさにそれ。


東大阪市に住むHさん(67歳女性)は、25年間働いた会社を66歳で退職後、フルタイムの仕事につけずに、ホテルで朝食バイキングのパートをしながらハローワークに通ったそうです。


Hさんがフルタイムにこだわる理由は、引きこもりを続ける44歳の長男のため。

この長男の生活費を全額支出しているために、お金が必要だとのこと。

「自分の背中を見て何かを感じてほしい」と、自分の生きざまで長男にメッセージを送るHさんが、「年齢ではなく、働けるがどうかで判断する社会になってほしい」と、社会に対する不満を口にしていましたが、おいおい、そうじゃないだろう、と僕は思いました。


44歳になっても親のすねをかじっている息子が、今更親の背中を見て何かを感じるだろうか、とも思いましたし、まあ、やめておきましょう。

人には人の人生があるし、このHさん、立派と言えば立派なのかもしれません。


70社に履歴書を送り、13社が面接まで進み、今は、機械工具の会社に採用されているそうです。

うーん、67歳になってまで、44歳の息子の生活費まで稼ぎ出さねばならない状況というのは、おひとり様の僕には、想像を絶します。

で、僕はと言うとお気楽なアルバイト暮らしではありますが、世間では祝日の今日も、出勤日。

午後から、しっかりと稼いできます。

誰かのためにではなく、自分の生活のためにね。