これはまことに不思議なことでもあるのですが、住環境の満足度が高いと、お金を使わなくなるような気がしてなりません。

これは、僕自身がまずそうですし、最近読んだ本にも、そのようなことが書いてありました。

若いときは、毎日が忙しいのです。それこそ家など、寝に帰るくらいではないでしょうか。

家よりも、他に興味のあることがわんさかあって、24時間ではとても足りないくらい、好奇心に満ち満ちているのですよ。

だから僕も、ずいぶんいろいろなところを渡り歩きました。居候もしましたね。

住まいについて言えば、固定的なところなどないほうが良いとさえ思っていました。

ところが、今は違います。

何が、どう違うのか?

まず、若い頃とエネルギーが違います。

僕は、どちらかと言うと、すぐに疲れる性質です。

で、疲れたら、寝るしかない。だから、ぐっすり寝られる環境は、何物にも代えがたいのです。

さらに言えば、寝るだけでなく、くつろげる環境ですね。


旅行に行っても、家に帰ってくると、やっぱり自分の家がいちばんだと思えるのは、これは、幸せなことなのですよ。

今は、アルバイトとは言え、仕事をしていますから、疲れて帰ってきてくつろげる環境は何物にも代えがたい。

休みの日でも、どっかに行くよりも家にいたほうがいいと思える今日この頃なのですね。

これはもう、年を取ってきた証拠なのですが、今後この傾向はますます拍車がかかるものと想像できます。

で、話を元に戻すと、断捨離後は、ますます家にいる満足度が上がっているので、それ以上に何かで幸福を満たそうという気も起らないのですよ。

今は、しばらく聞いていなかったCDを引っ張り出して、主にジャズを聴いています。くつろいで、音楽を聴いているときは、とにかく心地よい。

そのときに、コーヒーを飲んだりしますが、スタバで飲めば結構なお値段のするコーヒーも、家で飲めば、自分でドリップして、一杯15円くらいかなあ。とにかく安く楽しめます。

お金は、本当に食費に使うくらいですね。CDも本も買う予定はありません。せっかく断捨離したあとなので、もう物は増やしません、断じて、です。

今あるものを、大切にします。それで、十分です。

今度、一か月の生活費を公開しますが、老後の不安がなくなるほどのローコスト生活です。