貯蓄ゼロの世帯は全体の17.5%、200万未満の世帯まで広げると35.4%。
その一方で、貯蓄3000万以上の世帯が、38.2%。
貯蓄の格差が特に大きいのは、若年世帯です。無一文の未婚単身世帯もあれば、結婚して子育て費用をせっせと貯めている世帯もあります。
特に、30~40代の世帯、つまり子育て年代での格差が広がっているようですね。
これは、最近、よくテレビなどでも取り上げられているように、子供の教育の格差にもつながりかねません。
年収が中央値の半分に満たない世帯が貧困世帯とされていますが、貯蓄額も考慮に入れて再計算するべきでしょう。
収入が少なくても、しっかり貯蓄できている世帯は、貧困という範疇には入りません。
逆に言えば、高収入であっても、浪費を繰り返していれば貧困に陥るのは簡単です。
今の日本の現実を拾ってみると、「貯金なんてほぼゼロで病気にでもなったら即生活破綻」という人が結構多いのですね。
そういう僕も、例外ではありません。
預貯金と株式などの資産の合計よりも、住宅ローン残高のほうが多い現実が、それを物語っています。
しかも無職で50代後半。
危機感を持つべきは、僕のほうかもしれません。