介護離職からのおひとり様快適生活

定年まで数年を残して介護離職したのち、父を自宅で看取り、その二年後に母も天国へ。風の時代の上昇気流に乗りながら、日々の暮らしでの気づきと心象風景を綴っています。

2025年01月

物価爆上りだけど流れる雲のように生きていく



この世的な娯楽は、

比較の心を増大させますが、

そこに安らぎはありません。


それに対し、

内に向かう喜びは、

比較や優劣のない絶対的な境地。


向かうべきは内面であり、

外側の事象は、

その反映に過ぎません。


諸々の事象は過ぎ去るものである、

怠ることなく精進しなさい、

と、

仏陀釈尊は言いました。


長らくデフレだった日本も、

昨年あたりからの値上げは顕著なものがあり、

スーパーマーケット巡りをして、

各商品の底値を調べながら更新中。


こういうことも、

僕はゲーム感覚でやっているので、

むしろ楽しかったりします。


キャンベルのクラムチャウダーも、

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倍近くの値上がり。


こちらの比較は、

他者との比較ではなく、

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経済合理性のための良い比較。


外食は、基本値段は気にしない主義ですが、

同じクオリティなら、

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安いほうがいいのは経済合理性のなせる業。


少ない年金とわずかなアルバイト代で暮らす僕よりも、

さらに厳しい境涯の人を見つけたので、貼り付けます。

以下は、THE GOLD ONLINEからの一部抜粋。


中田勝利さん(仮名・79歳)。市のシルバー人材センターで紹介してもらったゴミ拾いの仕事を続けています。稼働は週2回で、時給は1,350円。月に4万円ほどの収入になるといいます。高校卒業後、個人商店をやっていた父親の手伝いをするようになった中田さん。40代のときに正式に店を受け継ぎます。しかし中田さんが50代になった2000年代。近隣に大規模なスーパーが誕生すると、業績は一気に下降。廃業へと追い込まれます。負債から解放されたのは、70代前。ちょうどアベノミクスと騒がれていたときだといいます。現在の収入は月4万円のアルバイト代と、月6万8,000円の年金、合わせて11万円ほど。中田さんの場合、長く公営住宅に住んでいるといいます。家賃は1DKで2万3,000円。築40年を過ぎ、古さが目立ちますが、それでもありがたいといいます。食事は「白米、以上」で終わらせ、切り詰めているといいます。ちょっと醤油かけたり、塩ふったりする。味があれば満足できるもんだよ。お金に余裕があるときは玉子を買ったり、納豆を買ったり。そんな中田さんを悩ませているのが、昨今の物価高。特に米は昨夏の騒動で値上がりしたまま、高止まりの状況が続いています。

【米5㎏の価格(コシヒカリ除く)】

2019年11月…2,173円

2020年11月…2,143円

2021年11月…2,040円

2022年11月…2,028円

2023年11月…2,157円

2024年11月…3,627円

出所:総務省『小売物価統計調査統計調査』

79歳。昔のように機敏に動くことはできませんが、今のところ病院知らず。というよりもお金がなく、どこか痛くても我慢が基本。―もしかしたら、もう手遅れ、かもな(笑)でもぽっくりいったほうが、楽かもしれない。



うーん、生活費の内訳がわからないので何とも言えませんが、

食べることは健康の土台。

ここには、それなりのお金をかけないといけません。


食べるものが人をつくるYou are what you eat、

という言葉があるように、

しっかりしたものを食べていないと、

病気にもなりやすくなります。


You are what you eat は、

The most popular meaning is that what you eat will make you healthy or unhealthy. The bigger meaning is that what goes into a person will decide what type of person he becomes.

一般的に知られた意味としては、「食べるもので健康にも不健康にもなる」ですが、より大きくとらえると、その人に入ってくるものが、その人がどんな人になるかを決める、と。

たとえば、情報なんかもそうですよね。

テレビなどが垂れ流す、

ろくでもない情報ばかりを頭の中に入れ続けていると、

主体性のない付和雷同する操られやすい人間になりますからね。


先日は福生に行ったのですが、

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立ち寄った中華料理屋が、

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高い割に味がいまいちでがっかり。


家に帰ってから、

リベンジで自分で作ったやつのほうが、

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おいしかったりして。



でも、久しぶりに多摩川沿いを歩いて、

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物思いに耽ることができたので、良しといたしましょう。


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また、里山歩きも気軽にできるのは、

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ありがたいかぎり。


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流れる雲のように、

生きていく所存です。






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また一人友人が死んだことと僕の英語学習



また一人、友人が死にました。

入院しているのは聞いていましたが、

年が明けてからの1月半ばに他界。


これで、

同じクラスだった男が、

5人死んだことになります。


男子18人、女子24人のクラスだったのですが、

18人のうち5人の死って、どうなのでしょうか。


女子のほうも、

知っている限りでは1人死んでいますが、

何しろ同窓会に出てくる人間は毎回減り続け、

昨年の出席は12人。


なので、

情報の入ってこないクラスメイトの中には、

すでに死んでいる者もいるかもしれません。


事程左様に、死は、

僕にとって身近に感じられるものに、

なってきています。


そうなると、

自分の身に照らし合わせて、

人生を最適化したくもなりますよね。


しみじみとそんなことを思い直した僕は、

昨年暮れから英語学習を再開しました。


僕は30年前に、

英検準一級を取ったのですが、

僕の体感としては、

僕の英語力は穴だらけ。


その自覚があるので、

なんかこの中途半端な英語力を、

せっかくリタイア生活をしているのですから、

行けるところまで伸ばしてみようかな、と。


まあこれも、

タイムリッチなシニアライフだからこその贅沢かも。


ただ、前提として言っておくと、

日本人にとって、

本当は英語はそんなに重要じゃありません。


日本は翻訳力が優れていて文化程度も高いので、

母国語で海外の優れた本が読めるから。

そうした本を原文で読もうとしたら、

大変な労力なので、

英語そのものが好きな人だけが学習すれば十分なのです。


英語ができなくたって、

なにも困ることがないのが、

日本の凄いところなのですから。


図書館に行くと英語の本もいろいろあって、

その中には、改めて気づかされるものもあります。

たとえば、以下のようなこと。


Weは限定的な「私たち」であって、

そうではない人たちがいることが前提
なのだということを、

アメリカ人で在日期間の長い方が、

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自著で語っていました。

We have four seasons in Japan.

Sorry, we don't carry leather goods.

こうしたWeの使い方はオッケー。

四季のない国もあるし、

革製品を扱っている店もありますからね。


「インターネットを使えば、どんな情報も手に入れられる」

という日本分を英文にする時、僕は以下のようにしていました。

We can get all kinds of information on the Internet.

Weは人間一般を表せない限定性があるということを知っていれば、

そもそもこういう英文にはならないと。

でも僕は、上記のような形で今までWeを使っていました。


では、ネイティブはどう言うのかというと…

You can get all kinds of information on the Internet.

「私たち」を含む人間一般を指すyouですね。


You never know what the future holds.

You can't smoke in the lobby.

上記の英文などは、限定のかからない一般性の例。



getとtakeの微妙な違いも、

ネイティブの感覚で説明されていました。

getは「与えられて得る」感じで、

takeは「自分の意志で取り込む」感じ。

My brother always gets the biggest piece of cake.
兄はいつも一番大きなケーキを貰う。

Mam is serving.「ママが割り振る」という働きかけがあって、与えられる感じ。

My brother always takes the biggest piece of cake.
兄はいつも一番大きなケーキを取る。

He's serving himself. 自分の意志で一番大きなケーキを取っている感じ。


ただ、「自分の意志で取り込む」と言っても、

間違えてby mistakeや偶然by accidentに取る場合にも用いられます。

I think someone took my suitcase by mistake.


この辺りの感覚は、

英語を外側から学んだ僕たちには、

体感として欠けている部分がある、と。


だから僕は、

イギリスやアメリカの小学生が学ぶ教科書なども、

見るようにしています。


そうすると、getとtakeの違いがより分かってきます。

たとえば、I took the train to Kyoto.は言えても、
I got on the train to Kyotoはおかしな英文になります。

その理由は、

動詞がカバーする意味の範囲が違うから。

get on the train電車に乗る
take the train電車で目的地まで移動する


ずいぶん昔のことになりますが、

オーメンという映画を観た時に、

男が犬に命令した台詞がTake him. で、奴を殺せ、

という意味で takeが使われていました。


状況によっていろいろな意味でつかわれる基本動詞の奥深さを、

感じたりもしたのですが、

僕が英語をやり直したい理由のもう一つが、

原書でしか読めないものがあるから。


仏教とキリスト教をそれなりに研究している僕は、

主イエスの教えが捻じ曲げられた経緯を調べていて、

313年にコンスタンティヌス帝によって、

キリスト教が公認されたあたりが、

人類史のカギとなると思っています。


異端として排除されたグノーシス派のほうにこそ、

受け継ぐべき真実がある、と。


哲人皇帝マルクス・アウレリウスの時に、

キリスト教が受け入れられていれば、

その後サタンに乗っ取られたかのような、

キリスト教の暗黒史はなかっただろうと。


で、何が言いたいかというと、

翻訳本を読むには限界がある、と。


その領域にこれから挑むとなると、

時間がいくらあっても足りませんが、

チャレンジしてみたい気持ちはあります。


ただ一方で、

AIの進歩には目覚ましいものがあり、

これから10年かけてやっと原書が読めるようになった時には、

クリック一つで自動翻訳ができるように、

なっているのかもしれませんが(笑)。


まさに、松本清張の「或る小倉日記伝」の世界ですね。


それでも、

コツコツと研究を積み上げていくのが好きなので、

やってみようと思っています。


同時に、

イスラム教のスーフィズムや、

西田幾多郎の足跡(特に京都時代)及び膨大な著作群、

天台智顗の摩訶止観の研究もまだ道半ばで、

一日28時間くらいは欲しいところ。


二つ前の記事で、

横田基地やドライブインのことを書きましたが、

当時FENというのを、

英語もわからないまま、

聞いていたことを思い出すとともに、

ネットでそのドライブインらしき、

当時の写真を見つけたので貼っておきます。

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いかにも昭和という感じでしょ。


韓国もアメリカも分断が進んでいますが、

今、世界中のあらゆるところで分断が起きている理由は、

統合と分離の流れが先鋭化してきているから。


この統合と分離の理解がないと、

身の回りの状況に振り回されて、

自分が何をしたいのかすら、

わからなくなっていきます。


世界情勢も混沌としており、

今年はさらなる混沌が予見できますが、

日本ではなかなか放送されないことも、

VOAを聴くことにより、

いま世界で何が起きているかを、

いち早く知ることができます。


そういう意味でも英語を学ぶことは、

世界の最新の在りようを知る上でも、

大いに生きる力にはなっています。




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死ぬまでの自由時間をどう生きるか



阪神淡路大震災のあった30年前の今日、

僕は早朝の職場で大惨事をテレビ越しに目撃。

35までフリーターだった僕が、

やっと見つけた安定した職場で、

そこは障がい者施設の現場だったのですが、

24時間勤務で、

朝5時半に起きてボイラーをつけ、

事務所に戻ってテレビをつけたら、

神戸の惨憺たる映像が。


あれから30年が経ったのだと、

今朝、しみじみと思った次第。


あの時35歳だった僕が、

一度の転職を挟んで足掛け20年、

設備管理業界で生きてこられたのは、

僥倖と言うほかはありません。


特に最後の正社員の仕事となったホテルでは、

26人の応募者の中からただ一人選んでもらえたのは、

電気工事士をはじめとした設備管理に必要な資格を持っていたことと、

前職の9年間の経験が評価されたからだと思います。


その9年間においては、都の障害者施設や、

テナントビルなど、複数の現場を経験。

阪神淡路大震災が起きたのは、

その都の障害者施設で働いているときでした。


あれから30年、

神戸が復興したように、

僕も時に押し出されて今は年金生活。


友人も次々に死んでいく中、

人生の残り時間の過ごし方を、

考えざるを得なくなりました。


69歳まで支払う予定だった住宅ローンも、

一年ほど前に完済。


お金は手持ちの株式を売却して支払いました。

今所有している株は、一部を除き、

塩漬け銘柄のものばかり。


ずっと持っていようと思っていたブロンコビリーや、

すかいらーくの株も手放しました。


だから今は株主優待でお食事ということも、

ほぼなくなりましたが(塩漬け銘柄のテンアライドがあるくらい)、

そのおかげで住宅ローンが完済できたことは一安心、

とともに手持ちの株は微々たるものとなり、

残るはわずかな現金のみ。


これで老後を生き抜くわけですが、

住宅ローンがなくなったのは大きい、と。


今死んでも、

葬式代が残るくらいなので、

ほぼほぼ、Die with Zeroを、

実践していることになります。


で、死ぬまでの時間をどう生きるかですが、

基本は、無料で楽しめることに触手を伸ばす。


そして、自分が価値を感じるものに対してのみ、

積極的にお金を使う、と。

まあ端的に言えば、

旅行がそれになりますが、

潤沢な資金があっての旅行ではないだけに、

そこは創意工夫が必要になります。


あとは、自炊と外食を手際よく使い分ける、と。


自分で作れるものは可能な限り自炊をし、

お金を払わなければこの料理は味わえないよね、

みたいなものには惜しみなくお金を払う、と。


たとえば、美味しい蕎麦などは、

自分では作れませんからね。


ただ、お高いお蕎麦屋さんばかりではなく、

リーズナブルな店にも行きます。

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飯能に行くときに寄るのは竹むら。

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天丼とお蕎麦のセットで税込み1000円は今や貴重な店。


この日は川原にも行って、

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小旅行気分。


冬の木は、

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凛としていて味わい深い。


それに比して、

凛としていないのは、

隠しごとのある人間や組織。


フジテレビと中居君の問題も、

大株主のアメリカの投資ファンドが、

調査を求めてやっと動き出す始末。


また幸福の科学の話かと言われそうですが、

僕が退会をする前の3年の検証期間には、

教義の検証だけでなく、

組織の在り方も調査しました。


退会した元職員にも会い、

悪魔認定されて追放された元妻のきょう子さんにも、

2度会って話を聴いています。


この話に深入りすると長くなるのでやめますが、

幸福の科学が、

サイバーエージェントの大株主になっていたことも知りました。

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いちばん上に創業者の藤田さんの名前がありますね。

幸福の科学も、当時は大株主の一角を占めていました。



信者さんから集めた尊いお布施で株を買うというのは、

他の宗教団体では、僕が知る限りありません。


特にキリスト教の教会などは、

財務報告が徹底していて、

そこは見習うべきだと思っています。


宗教法人は無税なので、

集めたお金は救済事業に使うべきだと思いますが、

株式投資で増やそうとしたのかもしれません。

僕自身は、そのこと自体には、

躓かなかったのですが、

本来であればこうしたことも、

公にすべきではないかと思ったのですね。


その理由の一つは、

信者さんに対しては、

我が社株高騰祈願だったかな、

正確な名前は忘れましたが、

投資系の祈願も、

何万円も取ってやっていたのですから、

教団が所有する株の投資成績なども、

公開したらよいのでは、と思ったし、

そもそも尊いお布施で株を買うのはいかがなものかと思う信者さんも、

一部にはいるかもしれませんからね。


スイマセン、今日もだいぶ横道にそれました。

このブログを読んでくださる大半の方には、

興味のない話だと思うので、

この部分はスルーしてください。


そして、本題に戻って、

死ぬまでの自由時間を生きる覚悟ですが、

中村天風さんが言われるように、

明日があると思うな、

という気概で、

生きたいと思っています。



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取り繕うことができない世界になりつつある



奇跡の9連休と言われた年末年始の休みも終わり、

仕事始めの6日には、

退職代行会社に依頼が殺到しているとのニュースを見て、

さもありなんと思った僕。


以下はキャリネコニュースからの一部抜粋。

多くの企業で賃上げが進んでいるが、投稿を寄せた40代男性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収350万円)は、「うちの会社は昇給がありません。正確にはうちの部署ですが、入社から定年まで全く同じ金額になります。所謂ブラックでやつですね。今時ありえません」と、うんざりしている。昨今、就職や転職は応募者に有利である売り手市場と言われるが、男性は「何とか必要最低限に生活できてるため妥協して生きています」と、今のところ転職する気はないようだ。その一方で「あと15年同じ給料でとなると何となく虚しくなるような」とこぼす。東京都の50代女性(サービス・販売・外食/年収300万円)は、「勤怠管理がいい加減で社員にはタイムカードもありません。月末に出勤時間欄と退勤時間欄にハンコを押し、休みの日は手書きで休みと書くだけの出勤簿を提出するだけです」と不満を漏らす。


本心に逆らって生きるのは、

もう無理な時代になっています。


もう、気づいている人は多いかと思いますが、

風の時代になってからは、

取り繕うことができない世界になりつつあります。


スマップの中居君のことは、

僕はよく知りませんが、

9000万円の示談金というのは、

よっぽどのことでしょう。


比較するのもどうかと思いますが、

9000万円と言えば、

東電が帰宅困難者の4人世帯に支払った賠償金の平均額。


中居君は特殊な世界に生きてきたのでしょうが、

彼の同年代は就職氷河期世代。

たとえば、手取り20万円の人が、

昇給もなく40年働いて得るお金が9600万円です。

そう考えると、

9000万円という示談金が、

いかに高額かがわかります。


そこから類推するに、

かなり重度の肉体的精神的被害を、

その女性は負ったものと推測できます。


今までは、こうしたことももみ消され、

公にはされなかったのでしょうが、

今は風の時代。

もはや隠し事はできません。

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前記事で取り上げた幸福の科学も、

公式コメントで、以下のように宣言していますが、

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であるならば、遺体はどこかにあるわけで、

僕は熱心な会員だった時のことを思い出しました。


支部で桜の植樹で、1000万円の植福(献金)を達成し、

皆で喜び合い、いずれ総裁が帰天された後は、

あの大ストゥーパに、遺骨は安置され、

世界中から会員がやってくる姿を思い描いていました。


もう13年も前に退会した団体のことですから、

僕の心配することではないのですが、

このままではいつになっても総裁の遺骨は、

大ストゥーパには安置されないのかもしれません。


今年は昨年末からの継続で内省を重ね、

初詣に行ったのは5日のこと。


その地元の由緒ある神社で、

数年前になりますが、

幸福の科学時代にお世話になったFさんと会いました。


今はロヂャースに変わりましたが、

当時はライフがあった場所に車を停め、

歩いて神社まで行ったのですが、

急斜面を登りきったところで、

お孫さんを抱いているFさんと会い、

少し話をしたのを覚えています。


Fさんは早稲田大学を出ており、

頭がいいだけでなく武闘派でもあり、

極真空手の全日本大会を三連覇した三瓶啓二とも、

一緒に空手の鍛錬をしたこともある強者(つわもの)で、

その風貌は河合継之助に似ています。


そんな数年前のFさんとの再会を思い出しながら、

今年も地元の神社を参拝し、

2025年の成り行きに思いを馳せ、

風の時代の特質が、

さらに鮮明化していくことを感じ取りました。


時代は、動いています。


ふと気がつくと、

僕の高校時代のクラスメイトも、

すでに4人死んでいて、

しかもそのうちの3人は体格も良く、

当時ひ弱だった僕が、

肉体的にコンプレックスを持っていた奴ばかり。


なんか頭の毛が抜けるように、

同年代の友人や知り合いが、

この世から消えていく儚さは、

何と言っていいのやら。


大半の友人が高卒後の進路として、

大学や会社へと旅立ったのに対し、

僕だけはプータローのまま卒業。


作家になるという根拠のない自信だけが、

唯一の支えでした。


村上龍が「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞を取った1976年当時、

僕は高校生で、大学に行く気も就職する気もなく、

ぼんやりと卒業する前の、ちょうど今頃の時期、

八高線に乗って東福生で降り、

横田基地沿いの道をぶらぶら歩いて、

国道16号沿いのドライブインの屋上に行き、

これまたぼんやりと飛行機を見たり、

広大な基地を見たりしていました。


自分がこれからどうなっていくのか、

作家になりたいとは思っているものの、

本当になれるのか、

そうした不安はあるものの、

ただただこの目の前に広がる荒涼たる風景のようなものを、

作品にできはしないかと、考えていました。


それまでに読んでいた本と言えば、

ヘルマン・ヘッセとエミリー・ブロンテくらいのもので、

読書家でもありませんでした。


もう50年近く前のことになりますが、

この時期になると、

無性にあのドライブインに行ってみたくもなりますが、

今やドライブインという言葉さえ死語に近いのかもしれず、

当然そのドライブインも、今は跡形もありません。


ピンク・フロイドのアルバムを聴くと、

当時の不安と焦燥と孤独がよみがえってきて、

今の僕にはそれも、一つの心象風景になっています。





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シンプルな思考と理性、 そして素朴な心の大切さを



風のハリマオさんから大量の柚子をいただき、

年末と年始はそのユズを絞って、

ウィスキーのお湯割りに入れたりしましたが、

それ以外は普段と同じ食生活で、

お正月だから特にどうこうは無し、

というのがシニア単身男のデフォルトかも。


いろいろあった2024年ですが、

年末には、恒例の3人会を我が家で実施。

9時間ほど、いろいろなことを話したのですが、

最も時間を割いたのは幸福の科学の話。


AさんとIさんは、今も会員を続けていますが、

3人の見解が見事に一致したのは、

教祖である大川隆法氏、

ここからは大川さんと表現することにしますが、

大川さんが根本仏、

すなわち創造主であるとする設定には無理がある、と。


会員は概ね、その信じる度合いには濃淡がありますが、

大川さんを根本仏、宇宙創造の神だと思っています。

その前提に立っての信仰になります。


Aさんは、3人の中ではもっとも古くからの信者で、

初期の頃の幸福の科学のことも、よく知っています。


当初の大川さんは、自分の上に、

聖アントニウスという存在を置き、

自分はその下の九次元霊の一人、という設定でした。


GLAの高橋信次さんも9次元存在で、

今回の地球救済計画は、

その9次元霊二人がバトンタッチする、

いわば、リレーで言えば、

アンカーが連続して地上に出る必勝態勢であるとのことでしたが、

大川さん自身の自己認識が変節していき、

いつの間にか9次元霊の中でも突出した存在となり、

そのうちには、聖アントニウスはどこへ行ったのか、

そんなものは初めからいなかったかのように、

自分が一番偉くなり、

根本経典である太陽の法も書き換えて、

自分をはるかなる高みへと置き、

そして根本仏宣言をし、

原初の神、アルファであると同時に、

地球神でもあるという設定に。


自分を至高の存在としてしまったがゆえに、

誰もモノ申すことはできなくなり、

唯一ものが言えるのは妻であるきょう子さんでしたが、

その悪妻ぶりは、元職員による書き込みから、

ネットではある程度知られていましたが、

信者にとっては、アフロディーテ神であり、

過去世では、文殊として仏陀を支え、

アトランティスでも妻としてトス神を支えたと、

幸福の科学の映画でも何度も描かれていましたが、

離婚時には、過去世が変更され、

その悪妻ぶりを大川さん自らが事細かに話す始末。


この調子で話していると途方もなく長くなるので、

簡潔に言うと、

大川さんは何度も繰り返し、

自分の設定のみならず、

その家族や、職員など、他人の過去世の設定も、

自己都合によって変えまくってきました。


こんなことがまかり通るのも、

宇宙創造の神、根本仏だから。


この設定を受け入れる限り、

何があろうと大川さんは常に正しく、

深いお考えがあってのこととされます。


3人会で話したのですが、

初期の霊言は素晴らしかったが、

だんだんグズグズになっていき、

ひどいものになって行ったと。


それでも信者を続けたい人にとっては、

不都合な事実は見ないようにするか、

考えないようにするしかない、と。


AさんやIさんは、

そのようなタイプではないので、

ありのままに見て、

自分の意見を持っています。


でも、多くの信者さんは、

臭いモノには蓋をして、

自分に都合のいい事実だけを見て、

信者を続けようとしますが、

そのほうが自分のアイデンティティが保てますからね。


さて長くなったので、僕の意見を。


幸福の科学は、オウムや統一教会に比べれば、

はるかに健全ですが、

カテゴリー分けをすると、カルトに分類されます。

その理由は、大川さんが分離を促す存在だからです。

麻原彰晃も文鮮明も、同じく分離を促す存在


肥大化した自己(エゴ)が、

極大にまで膨らんだ存在
だからです。

このような者に率いられた組織は、

一時的に繫栄しても、

結局は分離し、分裂していきます。


それなりに立派な教えを説きながらも、

自分をいと高き者とし、

神の座に居座っているからです。

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AさんやIさんともしみじみ話したのですが、

仮に幸福の科学が、

初期のような学習団体であり、

大川さん自身も謙虚なままで、

私も人間として地上にいる以上、

間違いを犯すこともあるかもしれませんが、

そのような時は遠慮なく指摘してください、

というような姿勢であり続けたならば、

それは分離ではなく統合のベクトルを持っているので、

今とはまた違った展開になっていたでしょうね。


この分離と統合の話は、

詳しく話すと長くなるのでこの辺にとどめますが、

実に多くの志ある人たちが、

幸福の科学に集い、そして去っていきました。


Aさんや僕の共通の知人であるMさんなどは、

元校長をしていた真面目な人で、

律儀で生真面目な人には、

大川さんの変節や、

教義や過去世の度重なる変更などは、

到底理性が納得できるものではなかったのだと思います。


そうした疑問を口にすることも、

はばかられる雰囲気が支部にはあり、

風通しの悪い組織でしたね。


しかしその大川さんも地上を去り、

分離の兆候の一例として、

内山さんという人が、

あの世に行った大川さんを、

エレナさんという霊媒の女性におろして、

語らせたりもしていますが、

一定数の会員さんは、

そちらのほうにも流れていくでしょうね。


イエスキリストをも父として指導したとされる大川さんですが、

ご自分の最初の妻は離婚時に子供じみたやり方でこき下ろし、

長男からは反旗を翻され、

後継候補だった長女は、

今や会員から憎悪の対象にされる存在に。


この長女が大川さんを死に追いやったそうなので、

素直な信仰心の強いとされる会員さんたちは、

長男以上に長女を恨んでいるのかもしれません。


この長女は、天照大神の生まれ変わりとされており、

会員さんたちからも尊敬の眼差しで見られていましたが、

天照大神は実は妖怪であったとの大川さんの言により、

純粋なる信仰を説かれて思考停止に陥っている信者は、

手のひらを返すように長女を憎み、今に至っています。


すでに13年前に退会している僕の目には、

それはまさに、

アフロディーテ神から裏切りのユダに設定変更され、

会員さんたちから憎悪の眼差しで見られるようになった、

きょう子さんの姿に重なります。


素直さは尊い面があると同時に、

理性を失った従属は、

思考停止と変わりません。


幸いにしてIさんなどは、

数年前に伊勢神宮に参拝した折に、

強力な光体験をしており、

そのことがこの度の教団のごたごたを、

客観的に判断できる縁(よすが)となったようでした。


家庭ユートピアを説きながら、

ご自分の家庭はどうにもできなかった大川さんですが、

今はあの世で、

ご自分の人生と家族や職員、会員さんたちを、

どのように見ておられるのでしょうか。


真理は本来、本当にシンプルなものです。

僕はクリスチャンではありませんが、

「偽預言者を警戒しなさい。彼らは羊の皮を身にまとってあなたがたのところに来るが、その内側は貪欲な狼である。あなたがたはその実で彼らを見分ける。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。良い木が悪い実を結ぶことはなく、また悪い木が良い実を結ぶこともできない。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。このように、あなたがたは、その実で彼らを見分ける。」

と、マタイによる福音書にも、書いてありますね。


イギリスの神学者バークレーは、

偽預言者は、自己顕示や名声に重きを置く、と言っていますが、

大川さんは御本尊と称して自らの写真を100万円で売り、

その後、御本尊も何度も改定して、

最後には300万円の金メッキの自己像を、

信者に下賜していました。


50歳の時に素朴な疑問を持ち、

丁寧に大川さんの言動だけでなく、

数多くの霊言の検証を行い、

退会を決意するに至りました。


この辺りの経緯は、

法友のAさんにのみ打ち明け、

けじめをつけるために丁寧な退会届を書きました。


そして、今年の3月で、退会して13年になります。


僕は大川さんを神であるとは思っていませんが、

国際情勢の分析力や自助努力の精神など、

その見識の高さと、

精進のあるべき姿を示した点については、

今なお高く評価している部分もあります。


最後になりますが、

これだけは言わせてください。


戦いは分離の意識です。

家庭内であろうと、

どのような組織内であろうと、

相手をやっつけたいという闘争の意識は、

闘争しか生み出しません。


宗教の正義の名のもとに、

闘争と殺戮を繰り返してきた古い地球の在り方を、

そろそろ人類は卒業する時期なのです。


源の光に戻っていくことが、

統合していくということであり、

それは真に平和の意識を、

思い出すことでもあります。


シンプルな思考と理性、

そして素朴な心の大切さを、

しみじみと実感している僕なのでした。




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