絵に描いたような安定生活を送ってきた人でも、
ちょっとしたことがきっかけで不安定になることも。
ブログパトロールなどをしていると、
息子や娘の心配をする記事を、
ときどき見かけます。
僕は天涯孤独の身の上なので、
年齢の割に経験の浅い分野があり、
特に子を持つ親の気持ちというのは、
想像力を働かせて学ぶしかありません。
2年前に小学生に勉強を教えるボランティアをしたのも、
実際に子供と関わることで、
今の子供の置かれている状況を知りたかったから。
以下は、幻冬舎オンラインからの一部抜粋。
現役時代は国家公務員だったAさんは、60歳で定年退職したあとは特に仕事もせずに専業主婦だった奥様とのんびりとした生活を送っていました。Aさんは現在64歳。5年前に1人娘を嫁に出し、62歳の奥さんと地方の一軒家に夫婦2人で住んでいます。Aさん夫婦はなかなか子宝に恵まれず、結婚8年目にできたこのお嬢さんを目に入れても痛くないといった様子で可愛がってきました。現役時代は年収1,000万円だったAさんも、奥さんは専業主婦だったため国民年金しかありません。「老後は慎ましい生活を送っていこうね。そうすれば年金だけでも足りないということはまずないよ」と話し合っていたところです。光熱費も節約できるようにと、2人で住むには広すぎた家を、定年退職後には減築して終の棲家としてリフォームしたばかりでした。
<Aさんの現在の家計状況>
・貯金:約2,500万円
・住まい:持ち家 築32年、定年退職後にリフォーム(住宅ローンなし)
・65歳からの受給予定の年金月額
Aさん……約21万円(基礎年金含む)
妻……約6万7,000円(国民年金のみ)
・毎月の家計支出:19~22万円程度
そんなAさんの家庭に娘さん(26歳)が突然離婚して、孫(3歳の男の子)を連れて戻ってきたのです。夫婦2人暮らしを想定して減築してしまった家に、孫とともに4人で住むことに。娘さんは毎月養育費を受け取っていましたが、住居費の節約と働きに出るために息子の面倒をAさんの奥さんに見てもらおうと、同居を願い出てきたのです。かわいい孫のため、と了解したAさん夫婦ですが、家のなかでも朝晩走り回る孫にAさんの奥さんは疲弊してしまいます。綺麗にリフォームした家も元気な孫のせいで散らかり放題で傷だらけとなっていきます。Aさんの娘さんは「息抜きだから」と、妻に孫の世話を任せては仕事帰りに昔の友達たちと飲みに行ってしまいます。もともと娘さんの育児も奥さんに任せっきりだったAさんは、そんな家に居ることが苦痛になってきて、孫の世話を奥さんに全部任せてしまい、自分はしょっちゅう外出するようになってしまいます。 Aさんの奥さんのストレスは増えるばかり。仲の良かった夫婦のあいだにも少しずつ亀裂が生じてきてしまいました。「このままでは、自分たちも熟年離婚だよ」とAさんは嘆きます。Aさんの理想の老後生活は大きく崩れてしまいました。
可愛いのでしょうが、
毎日お世話をするとなると、
高齢者には体力的な負担も大きいのかな、と。
おひとり様には、
頼る人がいない分、
不確定要素も少ない、と。

その分、
おひとり様は、
孤独への対応力というか、
孤独耐性が、
求められますけどね。
暑すぎた夏も、
もう、
終わりかけています。
夏の終わりと、
人生の終わりを、
重ね合わせている、
僕なのです。