厚生労働省「就労条件総合調査」によりますと、定年退職者(大卒)の平均退職金は、山一證券が破綻した1997年の2871万円をピークに年々減少し、2013年にはついに2000万円を割り込み1941万円となりました。
16年間で930万円減少し、10年前の2003年(2499万円)と比べても558万円減っています。
16年間で930万円減少し、10年前の2003年(2499万円)と比べても558万円減っています。
退職金をもらえるのはまだましな方で、支給しない企業が増えています。
退職金制度のない企業が1993年は8%でしたが、制度自体を廃止する企業が続出し2013年は25%と4社に1社となっています。
上記は、JIJICO(ジジコ)ニュースからの引用です。
大卒で定年まで勤めあげると、3000万円近くも退職金がもらえた時代があったのですね。その後、退職金は減り続け、ついに2000万円も切ったということですが、それでも、2000万円近く退職金をもらえる人は恵まれているのではないでしょうか。
退職金制度自体を廃止する企業が今後は増えていくでしょう。
僕自身、今年2月に11年間勤めたビジネスホテルを退職したのですが、退職金すらない企業もあることを思えば、恵まれています。高校を出てから転職をずいぶん繰り返してきましたから、最後に勤めたビジネスホテルは、僕の職歴の中では優良企業でした。
僕の退職金については、以下の記事で書いています。退職金を公開します
大企業に勤めている方や公務員の方から見れば、「こんなに少ないのか」という額かもしれません。
しかし、僕にとってはまことにありがたい金額でした。
社長には、今でも、感謝しています。