たまに行く飯田橋の英会話カフェで会った人から聞いた話です。

年はまだ、30代だそうで、彼女はいないそうです。

で、その彼ですが、年間200万円の不労所得があるそうです。実は、僕の現時点での理想の年間不労所得が、まさに200万円なのです。

それゆえに、心動かされました。

不労所得とは、自分がどこかに出向いて行って労働をするという、そのような作業ではない、勝手に入ってくるお金のことです。

まあこんなことは、説明するまでもなく誰でもわかっていることではありますが、その実現となると、そうそう簡単なことではありますまい。

誰しもがあこがれるお気楽な身分ということになりますが、この日本では、能力に関係なく、一律に、ただその年に達すればという条件だけで、もらえる不労所得があります。

はい、年金です。

年金を含めて、200万円も手取り収入があればいいなあ、というのが、今の僕の目論見なのです。

その理想を、彼は30代で獲得していました。聞けば、10年物の米国債の利息が、だいたい200万円なのだそうです。

預けているお金は、日本円で1億円。年利で言うと、2パーセントですが、もちろん税引き後の金額でしょう。

米国債など、頭の片隅にもなかった僕は、1億あれば楽な生活ができる実感を得ました。

何しろ国債ですから、株などと違い、リスクはほぼありません。アメリカが破たんしたら、ギリシャのように紙くずですが、その可能性は限りなくゼロでしょう。

つまり彼は、若くして、ほぼ無リスクで1億円を働かせて、年間200万円の不労所得を得ているのです。国債ですから、10年後にはその1億円は、減りもせずに戻ります。

今の1億円と10年後の1億円、確かにインフレリスクはありますが、日本では、あまり心配する必要もないような。

彼には、他にも収入はあるそうですが、深くは訊きませんでした。

何しろ英会話カフェですから、すべて英語で話しているので、彼も若いので、僕のようなオッサンと話すよりも、若い娘と話したそうだったので、それ以上彼への質問はできませんでした。

うーん、次に会ったら、30代で、どうしてそんな大金を、貯め込んだのか訊いてみます。もしかして、FX?