早期リタイアして1年以上が過ぎ、気がついたことがあります。

それは、「疲労について」です。

会社員時代、なぜ、あんなに疲れていたのだろうと改めて考えてみたのですが、それは、休日があったとしても、それは本当の意味の休日ではなかったということなのです。

どういうことかと言うと、休んでいても、常に、心のどこか、頭のどこかに、会社のことがあるのです。会社の業務だったり、人間関係だったり、そのときによって違ったりしますが。

休んでいたとしても、その休みは束の間のものだとわかっているのです。そして何より、また、あの会社に出勤せねばならないのかと思うと、疲労は芯からは抜けないのです。

これは、言ってみれば、体以上に、心が疲れている状態なのです。

そのことが、リタイアしてみて、よーくわかりました。

今でも疲れるときはありますが、その疲れは一時的なもので、眠れば元に戻ります。しかし、会社員時代はそうはいかなかったのです。

会社というものが、常に、重低音のように、心の中で重く響いていたのです。これは、会社を辞めない限り続きます。でも、逆に言えば、会社さえ辞めれば、解決する問題です。それゆえ、根源的な問題ではありません。

会社からオサラバすれば、問題解決するので、やることは簡単です。僕の場合は、介護離職によるリタイアでしたが、若い人であれば、お金を貯めまくることです。貯めて貯めて、リタイアできるだけ貯まったらやめる。

会社を辞めても、生きている限りは何らかの問題はありますが、少なくとも、会社での悩みは一切なくなります。これって、意外に大きいと言うか、会社辞めると、またエネルギーがたまってくるので、そしたらその時点で、何かやりたいことをやればいいし、何もやりたいことがなければ、寝ていればいいんです。

実際好きなだけ眠れるというのは幸せです。別に出勤しなくてもいいんですから、好きなようにすればいいんです。

このような自由をたっぷり満喫すれば、また、道は開けると言うか、やりたいことも出てくるし、出てこなくたって生活に困らないなら何も問題はないんです。

人生、気楽が一番です。