安倍総理の死から、
風向きが変わった統一教会への対応。
僕自身、
20代の頃、
2年ほどその教団と関わった人間として、
昨年以降内省を深める日々。
僕が伝道したK君は、
岡山県の出身。
上京し、
専門学校に通い始めた頃に、
僕が池袋で声をかけ、伝道。
その後、
彼は素直に学びを続け、
いつしか専従職員となりました。
僕は、
退会しましたが、
彼は今も教会内にいて、
祝福結婚もし、
子供も3人います。
良かれと思って、
僕がした伝道で、
彼の人生は変わりました。
退会後、
何度か彼に会いましたが、
今でも、
信仰を貫き、
人生に悔いなしというか、
この信仰に出合えてよかったと、
本気で思っているようです。
それどころか、
できれば僕にも戻ってきてほしい、
という気持ちがあるようなのです。
以下は、今朝読んだ毎日新聞のネット記事からの一部抜粋。
東北地方に住む元信者の50代男性は、かつて自分が勧誘して信者になった1人の女性を今も案じている。男性が入信したのは1986年。専門学校への進学を機に上京し、1人暮らしをしていた18歳の時だった。その後、教団主催の「合同結婚式」で女性信者と結婚し、教団関連会社で10年近く働いた。自身は98年に脱会したが、信仰があつい妻子とは離別した。今は連絡も取れない。やましい活動にも身を投じてきたという。87年、教団の仲間と住宅街を回って「ベトナム難民の支援のため」と偽り、1口1000円のカンパを募った。自分だけでも1週間で6万円ほど集めた。「全て教団の活動資金に使っていた。詐欺だった」勧誘にも熱心に取り組んだ。ある日、自分が声を掛けられた時と同じように、アンケートと称して一軒一軒訪ね歩く中で、教団に誘い入れた女性がいた。昔の自分と重なる、上京したての19歳。1人暮らしで、まだ友人もいなかった。「素直で疑うことを知らない人だった」教団名を出さずに教団施設に誘い、「考える時間を与えないため」に、すぐに3泊4日の合宿「修練会」へ送り出した。教団名が伝えられたのは、その最終日だった。「完全に正体隠しだった」と明かす。合宿から帰ってきた女性とは、自分が携わったような「詐欺募金」活動も、ともにした。女性は入信や活動を受け入れているように見えたが、深いやり取りはしていない。かつて身も心もささげた教団は、国から解散命令を請求される事態になった。自分は脱会した。でも、正体を明かさないまま自分が教団に引き入れた女性のその後を想像すると、今も心が痛む。女性は入信後、韓国人男性と結婚して渡韓した。「しばらくはやり取りもあったけど、今はどうしているか……。私が誘いさえしなければ、彼女の人生も違ったものになっていた。一生を狂わせてしまったかもしれない」

うーん、 素直で疑うことを知らない人は、
良い方向に進めば、
素晴らしく伸びますが、
悪い方向へ行ってしまうと、
とてつもなく危険です。
これは、
カルト宗教だけに限った話では、
ありません。
僕も人生の晩年になり、
ますます、
我が人生を振り返ることが多くなりました。