浅川マキ
ストレスというのは、
何らかの形で、
はけ口を求めます。
まあ、これは、
過電流と一緒で、
アースに流さないとやばい、と。
ネットサーフィンをしていると、
ときどき見るのですが、
仕事のストレスを、
過食で解消する人がいます。
もう僕は、
年金をもらいながら、
マイペースで生きて行ければいいので、
ストレスから何かをすることは、
ほぼ、
ありません。
そんな僕でも、
好奇心から、
過食に走ることはあります。
たとえば、
丸亀製麺の半額デーに、
特盛を二つも食べたことがあります。

勿論、店を変えて、ね。
店から店へと車を走らせている間では、
まだ、おなか一杯のままですが、
どこまで食べられるか挑戦したことがあります。
結果は、
食べるには食べたけど、
夕食はパスするほど腹が張っていました。
やっぱり過食は体に良くない、と。
もう、
60過ぎでは、
過食は負担になります。
ということで、
腹も身の内を意識して、
今日も、
ローコスト生活を、
続けます。
お金の話が続いて、恐縮です。
でも、老後の頼りはお金と健康。
なので、今日も、少しだけこの話題を。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」
60歳代・二人以上世帯「金融資産保有額」
・平均:1819万円
・中央値:700万円
60歳代・単身世帯「金融資産保有額」
※金融資産を保有していない世帯を含む
・平均:1388万円
・中央値:300万円
うーん、 平均値中央値ともに、
二人以上世帯のほうが、
単身世帯を上回っています。
まあ、ここは、予想通り。

年金と貯金だけで安心して暮らせる老後は、
昭和時代のものなのかもしれません。
年金が少なければ、
その質素な生活の中に、
喜びを見つけることが、
ますます大切になって、
きますね。
安心に対する人の考えはそれぞれなので、
安心のスタンダードがあるようにも思えないのですが、
LIMOの記事は参考になるかもしれないので、
その一部を貼り付けてみます。
今回参考にするのは、厚生労働省の「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」です。
受給額ごとの人数(男性)
平均受給額:16万3380円
・~1万円未満 7万366人
・1万円以上~2万円未満:1万4136人
・2万円以上~3万円未満:5875人
・3万円以上~4万円未満:1万580人
・4万円以上~5万円未満:3万1646人
・5万円以上~6万円未満:7万694人
・6万円以上~7万円未満:17万8892人
・7万円以上~8万円未満:26万5042人
・8万円以上~9万円未満:25万7224人
・9万円以上~10万円未満:28万4196人
・10万円以上~11万円未満:35万8936人
・11万円以上~12万円未満:44万6960人
・12万円以上~13万円未満:52万9551人
・13万円以上~14万円未満:62万4724人
・14万円以上~15万円未満:72万5289人
・15万円以上~16万円未満:81万5769人
・16万円以上~17万円未満:90万3637人
・17万円以上~18万円未満:96万5471人
・18万円以上~19万円未満:95万3315人
・19万円以上~20万円未満:88万9人
・20万円以上~21万円未満:75万1043人
・21万円以上~22万円未満:57万7586人
・22万円以上~23万円未満:39万8787人
・23万円以上~24万円未満:26万7701人
・24万円以上~25万円未満:17万8056人
・25万円以上~26万円未満:11万2141人
・26万円以上~27万円未満:6万7929人
・27万円以上~28万円未満:3万9296人
・28万円以上~29万円未満:1万9670人
・29万円以上~30万円未満:9237人
・30万円以上~:1万4455人
男性の平均受給額は16万3380円。ボリュームゾーンは「17万円以上~19万円未満」でした。
男性の厚生年金受給者は1082万8213人なので、ここから15万円以上の割合を算出すると、64.2%でした。

うーん、実に6割以上が15万円以上、
さらに言えば、
ボリュームゾーンはその上の金額。
僕が繰り下げ受給を考えるのも、
長生きリスクを考えてのこと。
僕のような低年金受給者だと、
1万円の重みが違ってくるからなのです。
僕にとっての安心な年金額は、
手取りで11万円くらいかなあ。
今も、年金通帳をお見せして、
実際の受給額を公開していますが、
今後も、
定期的に、
繰り下げていくらになったか、なども、
公開していく予定です。
僕は今、
時限措置による、
厚生年金をもらっていますが、
1年後には、
基礎年金を合わせた年金がもらえます。
今、考えているのは、
繰り下げ受給。
その理由は、
貰える年金が少ないから。
以下は、あるじゃんからの一部抜粋。
厚生労働省『令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、国民年金から支給される老齢基礎年金の受給権者のうち繰下げしている割合は、令和3年度の時点で1.8%です。
過去3年間の老齢基礎年金の繰下げ受給率は、平成30年度が1.3%、令和元年度が1.5%、令和2年度が1.6%と、増加傾向です。反対に、令和3年度に、繰上げ受給をする人は11.2%です。したがって繰上げ受給を選択する人の数は、繰下げ受給をする人に比べて6.2倍以上となっています。
うーん、繰り下げて年金受給を先延ばしするよりも、
早く貰っちゃえ、という人のほうが多い、と。
これは、どっちが得かという話ではなく、
個人個人の事情によるか、と。

僕が今考えていることは、
全額を繰り下げるのではなく、
基礎年金部分だけを繰り下げようかな、と。
そうすれば、
今貰っている年金額が、
たとえば、
5年繰り下げるならば、
70歳まで続くだけのこと。
今やっている検針員のアルバイトで稼げれば、
今の生活レベルと同じ状態を維持するだけで、
年金額を増やすことができる、と。
少しでも、
老後を、
豊かにしたい、
ですからね。
手取り額で、
11万円くらいになれば、
御の字です。
知者は孤独を選ぶ、と、ショーペンハウアーは、言いました。
孤独の良いところは、実にたくさんあります。
まず、他人からの干渉がない点。
自由に時間を使える点。
まだまだありますが、
ショーペンハウアーは、以下のように言っています。
才知豊かな人は、苦痛や手ひどく扱われることを避け、静寂と閑暇を求める。
そのためしずかでつつましやかな、できるかぎりだれからも邪魔されない生活を求め、したがって、いわゆる世間と多少おつきあいした後、隠棲することを選ぶ。
それどころか偉大なる知者は孤独を選ぶだろう。
というのも、その人自身に常にそなわっているものが多ければ多いほど、外部のものをますます必要としなくなり、他者はますます重きをなさなくなるからである。
それゆえ卓越した精神の持ち主は非社交的になる。
社交の質が社交の量で埋め合わせることができるなら、華やかな社交界で生きていくのも甲斐あることだろうが、残念ながら愚者が百人束になっても、賢人ひとりにおよばない。
「幸福について」より
うーん、 ショーペンハウアーは、かなり誤解されていて、
それは、ニーチェも同様ですが、
一部の人たちからは、見縊られています。

実は、そういう僕自身が、そうした人たちの一人でした。
ニーチェやショーペンハウアーは、
神を信じていない唯物論者なので、レベルが低い、と。
しかし、それは、全くの誤解でした。
ニーチェが最も尊敬する人物が、仏陀釈尊。
今の僕ならば、その理由もわかりますが、
かつての僕は、そんなこともわからなかった。
いや、わかろうとさえ、しなかった傲慢な人間、でした。
孤独の良さは、
孤独を愛する人でなければ、
わからないのかも、
しれません。
僕自身は、孤独耐性があり、孤独には強いほうだと自負しています。
若い頃は、真逆でした。
ペシミストでしたから。
で、基本的には、一人で内省的な生活をすることに深い喜びを覚えているのですが、最近感じた孤独、寂しさについて、話そうと思います。
最近と言っても、それは、去年のことになりますが、長野県の渋温泉に行ったときのこと。

このブログでも、その旅行のことは少し書きましたが、11月のことです。
で、渋温泉の温泉旅館で、外湯めぐりを終えて、くつろいでいた時だから、17時半ごろでした。
急に、孤独を感じたのです。
温泉旅館は、一人暮らしになってからは、滅多に行かなくなっていました。
その理由は、一人で行くには不経済だし、ビジネスホテルのほうが楽だし。
でも、そのときは、例のgo-to-キャンペーンもあって、ちょっとお高い宿に泊まったのです。
で、18時から、夕食で、その前の時間だったのですが、急に襲ってきた孤独感。
広い部屋に一人。
そして、これから、個室での夕食も、一人。
これまで、温泉と言えば、親を連れてのもので、いつも、語らいながら楽しく食事をしていたころのことを思い出し、ああ、もう今は一人なのだと、実感。
すると急に、何もかもが、味気なく感じだしたのです。
そして、そこに一人いる、一人在る自分というものが、持ちきれなくなっていました。
ちょうどそうしたときに、iPhoneが鳴り、見ると、Aさんからの着信でした。
なんだか、救われたような気持になり、しばし、会話。
その電話は、珍しく、Aさんからの頼みごとの電話でした。
僕は、すぐに快諾。
だいたい、Aさんからしてもらったことと、僕がAさんに何かしたことを比べたら、9対1くらいの割合で、僕が、してもらうばかり。
なので、快諾したのですが、そのときに、今、渋温泉にいることを伝えはしましたが、そのときの心境については、特に触れませんでした。
急激な落ち込みのような孤独から、Aさんとの会話によって救い上げられた僕は、そのまま、時間になって、一人、夕食の用意された個室へと行ったのでした。
あの時、Aさんからの電話がある前のあの孤独感、を思い出すとき、そこには、向かい合うべき孤独、というものがあるように感じます。
孤独は、善でも悪でもありません。
そこに一人在り、ふと、それを寂しいと感じる、気持ち、です。

また、このことは、後日、書く機会があれば、と、思います。
孤独、と言えば、浅川マキ。
名曲、裏窓を、味わいながら。
で、リラックスできる音楽について、考えてみました。
仕事から帰ってきた夜に、聴く音楽としては、確かにリラックスしたものが良いのかもしれません。
僕は、ロックも聴いたりしますが、一般的には、ジャズボッサなんか、良いように思います。
あるいは、ブルースっぽい曲で、脱力するのも、ありかな、と。
浅川マキは好みが分かれるともいますが、この雰囲気に浸り込むと、かなりリラックスできます。
あとは、クラシックでは、ドビュッシーとか、サティなんか、良いのではないでしょうか。
月の光は、不滅の名曲ですね。
僕の場合は、非日常的な雰囲気に入り込めるものが、良い気分転換になって、リラックスできる感じですね。
それと、30代、40代の頃は、よく海外にも行っていましたが、ジェットストリームなんかもリラックスできるかも、です。
3月に入って、今日から午前勤務。
久しぶりの5時起きで、さらに今日は仕事終わりに床屋に行ったり、銀行回りをして住宅ローンを入金したりで、帰宅後、眠くてたまらず、ベッドへ。
先ほど起き出して、風呂に入り、風呂上がりの発泡酒を飲みながら、レッド・ガーランド・トリオを聴いて、ああ、何とか今週も乗り切ったなあ、と。
いろいろなことを連想させる曲って、ありますよね。
で、セントジェームス病院。
レッド・ガーランド・トリオの名曲ですが、サッチモこと、ルイ・アームストロングも歌ったりして、それを浅川マキが歌うと、また別の味わいが。
浅川マキの裏窓と並ぶ名曲です。
レッド・ガーランド・トリオのものとの聴き比べで、良き週末の夜をお過ごしください。
長かったりしませんか?
そんな時、僕と過ごしませんか?
僕は、孤独の達人ですから、あなたの支えになり得ますよ。
で、そんな孤独に寄り添う曲を。
僕の歌姫の一人、浅川マキの、「夜」が、あなたを慰めます。
紅白もいいけど、そんな世間に背を向ける夜も、いいと思いませんか?