介護離職からのおひとり様快適生活

定年まで数年を残して介護離職したのち、父を自宅で看取り、その二年後に母も天国へ。風の時代の上昇気流に乗りながら、日々の暮らしでの気づきと心象風景を綴っています。

住宅ローン

70歳を過ぎても働きたい、いや働かざるを得ない人もいる



今日は、研修の二日目ではあるのですが、

健康診断を受けるように要請されたため、

一度出社し、用紙を受け取って、

指定されたクリニックへ。


何のことはない、

会社が入っているビルの一階がソノクリニックで、

午前中に受診。


昼前に会社に戻り、診断書の一枚を提出。

もう一枚は、結果が出る一週間後だそうで、

今日は、それで終わり。


そのため、のんびりと街歩きをして、先ほど帰宅。

少し昼寝をして起きたら、この時間。


明日からはまた、一日研修が続くので、

しばらくブログは書けないかもしれません。


働きながら、特にフルタイムで働きながら、

ブログを更新している人は偉いなあ、というか、

凄い体力だなあ、というか、まめだなあ、と実感。


さて、PGF生命が調べた

『2020年の還暦人に関する調査』
によると、 

アンケート結果は以下の如し。


・65歳以降も働きたい:78.3%

・70歳以降も働きたい:36.5%


うーん、僕も、現時点では、

70歳くらいまでは、

ゆるーく働きたい、と言う感じ。


その理由は、住宅ローンが69歳まであるから。

で、70歳からは、余裕の生活ですよ。
0-82
僕は、労働マシーンよりも、

ラブマシーンのほうが、



いいなあ。




ローンの支払いさえ終われば“何歳まで生きても住むところには困らない”



賃貸か持ち家かの議論の不毛さは、

比べる条件によって違うから。

トカイナカであれば、

IMG20220506112810

圧倒的に持ち家が有利。

住宅ローンの支払いにはゴールがあるし、

人はゴールが見えていれば頑張れるもの。


一方、賃貸にはゴールはありません。

つまり、生きている限り、家賃、という重い出費が付いて回ります。

年金が15万円以上ある人であれば、大丈夫でしょうが、

それより少ない年金で家賃を払ったら、

たちまち生活保護レベル以下の生活費。


つまり、持ち家は、長生きリスクに対応できるのですよ。

だけど、修繕費がかかるじゃん、という意見もありますが、

それは、自分の懐事情で調整も可。

ぶっちゃけ、

高齢でもう長くはないと判断すれば、放置もアリ。


で、さらに言うと、

僕の場合、保証人もいない天涯孤独者。

天涯孤独の老人に部屋を貸してくれる大家は、

少ないと聞きます。


持ち家は、災害リスクがありますが、

それでも、一戸建てであれば、土地は残るので、

そこに掘っ立て小屋でも建てれば、何とかなります。


 

老後に備えて優先すべきは、貯金か、ローンの返済か



60代になって3年が過ぎ、いよいよ僕の住宅ローンも後半戦。

70歳前には、完済予定ですが、

世の中には、先を見越して計画を立て、実行している人もいます。

今日は、そんな老夫婦の記事を見つけたので、紹介します。


以下は、女性セブン2022年5月12・19日号よりの抜粋。


 今年の4月に夫が退職したばかりの専業主婦のnekowa7さん(仮名・67才)。現在は夫婦2人の生活を楽しんでいる真っ最中。貯金はできなかったが、綿密な人生設計を考え、実行してきたという。

「貯金をするよりも、教育費や住宅ローンの返済を優先してきました。ただし、お金がなくて不安にならないよう、人生設計は若い頃からしっかり立てておきました」(nekowa7さん・以下同)

 2人の娘の教育費は、金利がいいときに入った学資保険でまかなう。それが終わったら住宅ローンの返済に集中。30年前に住宅ローンを借りたときは、金利が5.4%だったので、金利が低くなる機会を見計って3回借り換え、最後には金利が1%になったという。

「借り換えの場合、手数料・保証料・登記費用などがかかるので、その支払いも考慮して、どれくらい得になるか計算しました」

 その結果、25年のローンを17年で完済した。

「まず、2台あった車を1台に減らしました。それから、会社の保険が使えるうちに、人間ドック、歯の治療、白内障の手術も済ませました。高齢になったら高額な掛け捨ての死亡保険は必要ありませんし、治療は高額療養費制度でまかなえるので保険は解約しました」

 まさに一分の隙もない人生設計。しばらくは、マスクやバッグのリメークなど、お金のかからない趣味を楽しみつつ、夫婦でのんびり過ごす予定だという。

【プロフィール】

専業主婦・nekowa7さん(仮名・67才)/茨城県在住。幼なじみの夫(67才)、2人の娘(既婚)、4人の孫がいる。現在は夫と高齢猫3匹との暮らし。収入は夫婦の年金約39万5000円

0-11
うーん、 住宅ローンを8年も短縮して、

現在は、当然のことながらローンはなしの老後。


住宅ローンも家賃もなければ、

預貯金は少なくても、やっていけます。


さらにこの老夫婦は、

二人の年金を合わせれば月39万5000円。


住宅ローンなしで、

月約40万円の年金収入があれば、

4人の孫にも小遣いを上げられる、

余裕の生活ではないでしょうか。



変動金利が1%上昇で毎月約1万5000円増加



昨日は、住宅ローンの話をしたのですが、

僕の場合は、借入金額がさほどでもないので、

変動金利が上がったとしても、

それほどの影響はありません。


そうは言っても、

金利は上がらないほうが嬉しいですけど。


そうした中、気になる記事を見つけたので、紹介します。


変動金利ユーザーを分析したところ、「平均金利」は0.84%で、「毎月返済額」は平均10.9万円でした。

この結果を元に、金利を0.1%ずつ上げた場合の金利負担額を計算したところ、「個人の負担額」は、変動金利が0.1%上昇すると、毎月の金利負担は1432円の増加、0.2%では2877円、0.3%では4336円、0.4%では5808円、0.5%では7294円、1.0%では1万4924円となり、年間では17万9088円増加することが分かったそうです。

また、「国内全体」では年間約1100億円ずつ金利負担が増え、1%上昇した場合は1.1兆円の金利負担増加になるといいます。

(※)国土交通省「2020(令和2)年度民間住宅ローンの実態に関する調査」P29記載の国内全体の変動金利利用者数を使用。

0-40

うーん、 つまり、金利が1パーセント上がるだけで、

月の支払いが、1万5千円も上がる、と。


これが、20年以上の支払いとなってくると、

その負担感も半端ない、と。


僕の場合は、完済まであと6年ほど。


何とかその間、

金利があまり上がらないようにと、

願っています。



年金生活になっても住宅ローンがある人の残高はどのくらいなのか



僕自身、いよいよこの夏から、

年金の一部がもらえるようになるのですが、

世の中には、年金生活になってもなお、

住宅ローンを支払っている人がかなりいることを知りました。


以下は、独立行政法人労働政策研究・研修機構が60~69歳5000人に行った「調査シリーズNo.199『60代の雇用・生活調査』(2020年3月公表)」からの抜粋。


同調査によれば、借入金がある中で住宅ローン返済が「ある」人は 52.3%、「ない」人が 44.6%でした。 65~69歳では48.3%が住宅ローンが残っています。 一般的に年金の受給開始は65歳からですが、年金生活になっても住宅ローンが残っている方も少なくないのですね。 返済金額も確認します。  ・30万円以下:7.7%  ・31万円以上50万円以下:0.2%  ・51万円以上100万円以下:4.6%  ・101万円以上300万円以下:14.9%  ・301万円以上500万円以下:11.3%  ・501万円以上1000万円以下:24.5%  ・1001万円以上2000万円以下:17.0%  ・2001万円以上:7.4%  ・無回答:12.4% 全体の返済金額を見ると、多いのは「501万円以上1000万円以下(24.5%)」「1001万円以上2000万円以下(17.0%)」「101万円以上300万円以下(14.9%)」の順でした。 60代で住宅ローンが残っている人の約半数が500万円以上残高がある結果となっています。


うーん、何か、自分のことを言われているみたいです。

60代で、500万円以上の住宅ローン残高って、まさに僕のこと。

146953

先日会った、Iさんなどは、

マネーリテラシーがしっかりしていて、

60歳時点で、

預貯金と住宅ローン残高が同じになるように、

シミュレーションしています。


まさに、60歳で住宅ローンが終われば、

大きな荷物を下ろしたようなもの。

あとは、必要な金額を貯めて、

年金支給を待てばよい、と。


僕はと言えば、住宅ローンが終わるのは69歳の予定。

生活にアルバイトを取り入れつつ、

ローコスト生活で乗り切る予定です。




年金9万円での賃貸生活は可能なのか



可能も何も、それしか年金がなければ、

その範囲内でやっていくしかない、と。

はい、僕の年金見込み額が、まさに9万円ほど。

男の平均からははるかに下で、

女性平均にも届かない、と。


ただ、今は住宅ローンを払っているとはいえ、

いずれローンが終了すれば、

その9万円で、十分生活はできます。

なので、僕の希望は、住宅ローンの完済。


もし、これが、ゴールのない賃貸だったらと思うと、

かなり、厳しいと言わざるを得ません。


9万円の年金から、賃料を払ったら、残りはわずか。

僕の、今の生活費がおよそ6万円で、

6万円あれば、やっていけるのは実証済み。


で、仮に、賃貸だとしたら、3万円ほどの家賃ならば、

計算上は、やっていけます。

4万円の家賃ならば、生活費は5万円に落ちます。


さすがに、家賃に5万円も支払ってしまったら、

残りは、4万円。

4万円生活は、かつかつですよ。

僕のスキルでは、4万円でやりくりするのはムリゲー。
396477
世の中には、

9万円ほどの年金で賃貸暮らしというツワモノも、

もしかしたらいるのかもしれませんが、

相当な節約力が要求されそう。


ということで、僕の希望は、住宅ローンの終了。

まだ先は長いですが、希望があるだけ、マシです。



 

バイト3つ掛け持ち生活はキツ過ぎる



ダブルワークにせよ、副業にせよ、

ある期間踏ん張らねばならないため、 

するのは良いとしても、

それが常態化し、

しかもそれをやめたら生活が立ち行かなくなるようだと、

危険すぎます。


僕がびっくりしたのはSPAで見た人。

46歳の芸人さんの生活。

1442225

まさに、時間に追い立てられる日々。

以下が、その人の典型的な日常。


20220405me032-768x662

そして以下が、その家計内容。

20220405me031-550x842



うーん、以下は、そのspaの記事からの抜粋。


お笑いコンビ・レアレアの桑折正之さんは芸歴23年、46歳。吉本の同期の千鳥、ロバート、インパルスが売れていくのを横目で見ながら、バイトで食い繫ぎ、40歳まで日常のすべてを芸人生活に捧げてきた。  現在は妻と、6歳と2歳の子供の4人暮らし。バイトを掛け持ちしながら芸人をしている人は少なくない。でも彼ほどバイトに忙殺されている人はいないのではないか。80歳まで働き続ける計算で住宅ローンを組んだマンションにお邪魔すると、温かな生活感が漂っていた。 「40歳で結婚して、子供が生まれてからの生活はもう、これまでと全然違います。夢だけ追っていたくても、現実がものすごい勢いで迫ってくるので」

 月に25日、可能な限り働くも、やよい軒だけでは生活が厳しかった。毎朝5時半に起床し、早朝からやよい軒で働き、2年前からランチタイムは「出前館」と「Uber Eats」でデリバリーを始めた。17時になると、またやよい軒に戻り、23時まで働く平均睡眠時間は4時間だ。

「芸人になって、すぐに売れてやるって思っていた頃と比べると、夢は年々サイズダウンしています。周りを見ていると、夢の大きさを変えられない人は辞めていきますね。うちは、コンビを解散しようみたいな話も出たことがない。お互い子供が同じ年に生まれたから、まずは生活を守らないといけない。最低限の収入を得て、お笑いはそれからだっていう価値観が一緒なんです」


うーん、退職金のある正社員でも、

住宅ローンが80歳まで続いたらやばいのに、

この人は、何の保証もないアルバイト暮らしです。

住宅ローンを組めたのが不思議。


奥さんの実家が太いとか、

何かないと、破綻するのは時間の問題。


人間は機械ではないので、老いがある。

機械ですら経年劣化があるのですから、ね。


この日常では、年々厳しくなるし、

追い詰められていきますよ。


今のキャッシュフローは、死ぬほど働いてのもの。

やがてそこまで働けなくなった時、

そのフローは細くなり、

立ち行かなくなります。


まあ、希望があるとすれば、

奥さんが働くこと。

ダブルエンジンで働ければ、

しのげるかもしれませんが、

厳しい道のりには、

なるでしょうね。




新築入居の熱の冷めた10年後に愕然とすること



 僕が親の介護が必要になり、

分譲マンションを売却したのが10年前。

当時のことが、ときどき、走馬灯のようによみがえります。

先の不安を感じる余裕すらなかった、と。

そのときの心境や経済的なことは、過去記事でも書いているので、

今日は別なことを。


僕がマンションを売却した10年前は、ほぼ底値状態。

買いたたかれての売却でしたが、13年住んでいたので、

今ではそのマンションも、築23年ということになります。


今では、マンションの管理費なども当時よりも上がっている、

との記事を読んだので、紹介します。


ここ5年ほどでマンション業界を取り巻く経済環境がさまざまに変化した。その1つが、分譲マンションを所有するランニングコストである。

マンションを所有していると、管理費や修繕積立金といった「維持費」がかかる。10年ほど前は、さほど負担に感じない額だった。標準的なコストは1平方メートル単価で400円ほど。標準的な70平方メートルの3LDKだと3万円弱になる。

しかし、これが最近急激に上昇している。新築マンションなら1平方メートル600円前後も普通になった。10年前なら、大規模物件でプールや大浴場などで維持費がバカ高い「水モノ」施設があるタワマンの水準である。約1・5倍の値上がりだ。

管理費や修繕積立金が上昇した理由は、人件費の高騰である。10年前なら、マンションの管理員は企業の管理職を退職した人の定番再就職先だった。常識があってそれなりにコミュニケーション能力を備えた人向きの仕事だとされてきた。

もちろん、そういう人は今でも管理員になっている。しかし、その絶対数が激減した。

団塊世代の中心が65歳に達したのは2013年。彼らは来年75歳となって後期高齢者入りする。マンションの管理員を勤めるには限界である。

マンションの管理会社はどこも人材不足で悩んでいる。当然、募集する際の給与水準も上昇する。

そもそも、人手不足は建設や運輸業界ではここ10年以上の恒常的な悩みである。職人や運転手の給与も上昇している。

マンションは築10年も過ぎると、日常的にさまざまな補修工事が必要となる。工事費に占める人件費の割合は高いので、修繕コストも上昇する。

そういうことがベースになって、管理費や修繕工事費はここ5年で急激に上がった。管理業務を請け負う管理会社からすると、すでに業務委託を請けている既存のマンションに対してはコスト上昇分を転嫁しにくい。しかし、新たに業務を委託するところからは上昇分をしっかりとオンした報酬を得なければ赤字になってしまう。だから、新築マンションの管理費が急激に値上がりしている。

ただ、新築の場合、管理費や修繕積立金があまりに高いと売れ行きが悪くなる。そこで、小ずるいテクニックを使う。販売時に、管理費は相応の水準に設定するが、修繕積立金は本来あるべき額の3分の1程度に抑えるのだ。そして、5年ごとに修繕積立金を2倍にする案を長期修繕計画に盛り込んでおく。

購入者は、契約時に長期修繕計画を見せられるが、そういうことは気にしない。「マンションを買う」という人生の一大イベントで心が舞い上がって、細かい条件を見逃してしまうのだ。

新築入居の熱の冷めた5年後や10年後に、デベロッパーが巧妙に仕込んだ修繕積立金の値上がり計画を認識して、がくぜんとする。だが、時すでに遅し。修繕積立金の値上げラッシュというスパイラルに絡めとられている。


うーん、ちょうど僕が売却を進めていた頃も、

まさにその時期でした。

つまり、修繕積立金の値上げ時期。

新築で入居したころは、管理費修繕積立金で月2万円。

現役で働いていたこともあり、

さしたる負担ではありませんでした。

しかし、売却するころには、

長い目で見たら、マンション暮らしはやばくね、と、

思い始めていた頃でもあったのですね。


僕は年金見込み額が少なく、満額でも9万円ほど。

管理費修繕積立金は一度値上げがされて

23000円ほどになっていましたが、

いずれは3万円にはなるだろうとの見立てが。

0-40

9万円の年金から、3万円も支払っていたのでは、残りは6万円。

しかも、マンション購入は40歳のときだったので、完済は75歳。

これでは、老後破綻へまっしぐらです。


まあ、そんな10年前のことを思い出し、

やっぱ一戸建てはいいよね、と思った、

僕、なのでした。




68歳での住宅ローンは年金18万円でもきつい


僕の年金の受取予想額は、満額でも9万円ほど。

なので、今日話題にしようと思っている男性は、僕の倍の年金額。

それでも、住宅ローンを抱えていたら、生活は苦しい、という話。

現代ビジネスの配信記事で、興味があったので、掲載してみます。


 地方都市に住むYさんは現在68歳。

 40歳の時に新築の一戸建てを3200万円で買った。頭金は1割程度、住宅ローンは3000万円組んだ。

 金利は、当初5年は3.5%だったが、5年目以降は4.5%になった。毎月の返済は14万円ほどで何とか払えてきた。

 借り入れ当初は、65歳で定年し、退職金で一部繰り上げ返済をしようと考えていた。ところが、想定していたよりも退職金が少なく、繰り上げ返済に回せなかった。

 年金は月18万円だ。ローンを支払っていると年金だけでは生活ができないので、食品工場でのアルバイトをしながら住宅ローンは遅れずに返してきた。

 そんな中、Yさんを悲劇が襲う。新型コロナウィルスの影響でアルバイト先の食品工場が閉鎖したのだ。

 アルバイト収入がまったく入らなくなった。次のアルバイトを探しているが、この状況と年齢的に見つかるあてがない。Yさんは、住宅ローンの借り入れ先に相談をした。

 「金利を下げてくれないか?」

 Yさんが住宅ローンを借りた当時の金利は3~4%が当たり前の時代だった。しかし今は、1%を切っている低金利だ。

 今まで28年間一度も遅れずに高い金利で住宅ローンを支払ってきた。もう元金はとうに返済しているだろう。残りの7年間、金利を半分の2%にしてくれるだけでも返済ができる。

 しかし、金融機関の回答はNOだった。金利を下げるということはしていない、借り換えをするしかないという。

 だが、年齢的にも収入的にも借り換えに応じてくれる銀行はない。散々相談したが、難しかった。Yさんは「定年前に借り換えをしておくべきだった」と嘆く。



うーん、僕も、隣の市の駅前分譲マンションに13年間住んでいたのですが、借り換えは一度しています。

僕の記憶だと、2.4パーセントの金利が4パーセントに上がる前のタイミングでした。

当時は、まだホテル勤務で、
 0-54
源泉徴収票なども用意できましたから、借り換えることができました。

この記事のYさん、なぜ、現役時代に借り換えなかったのでしょうねえ。

まあ、理解するとすれば、仕事に忙殺されていて、そうしたことを考える気力が残っていなかった、のカモ。

それにしても、68歳で、18万円の年金というのは、立派な額、というか、長年コツコツと働いてきたからこその年金額なので、決して少ないほうではないと思うのですよ。 

それにも関わらずアルバイト先が閉鎖したくらいで、困窮するほどの経済状況というのは、あまりにもマネーリテラシーがなさすぎですが、住宅ローンは、少しでも早く返したほうがいいと、他山の石とすることなく、僕も自戒しましたよ。


35年フルローンの誤算で週7日働き詰めの50代に思うこと


住宅ローンは、僕自身、60歳を過ぎた今も、払い続けていますが、世間でよく言われているのが、定年退職までには、完済しておきましょうと言う、アドバイス。

まあ、これは、まったくその通りだとは思いますが、僕の場合は、親の介護のバリアフリー化のための建て替えだったし、今現在、僕自身もその住宅の恩恵を受けているので、まったく後悔などはありません。

僕の場合、住宅ローンの返済額も、6万円台と、何とか支払い可能な範囲であるのも、ありがたい点。

久しぶりに読んだSPAで、大変ショッキングな記事を見たので、紹介します。


景気悪化で年収が大幅減。ローン地獄に苦しむ毎日



 収入に見合ったローンを組むのは不動産購入の鉄則。だが、いつまでも期待する年収が得られるとは限らない。製造業界で働く吉田正雄さん(仮名・56歳)は17年前、3人目の子供の誕生を機に川崎市で3LDK新築マンションを4000万円で購入した。

「35年フルローンを組んだら、返済額は月15万円ほどに。『こんなに高いの?』とは思いましたが、当時は年収も800万円はあったし、『家族5人で住むなら、家賃も15万円はかかるはずだし、今後はさらに給料も上がるし』と楽観的な見通しのもと、購入に踏み切ったんです。ただし、当時の金利は約2.9%。固定で借りてしまったことはいくら後悔してもし足りません……」

 その後、そんな吉田さんのライフプランは見事に裏切られる。

「リーマンショック後、給料が激減し、800万円あった年収が600万円ほどになりました。さらに子供たちが私立校に進学し、教育費もかさむことに。築年数を重ねるごとに、マンションの管理費や修繕積立金、駐車場代が値上がりし、毎月の諸費用を合わせた支払いは月20万円に上っています。購入当初はこれら諸経費をまったく考慮してなかったので、今となってはかなりの負担となり、家計を圧迫しています」

 家の売却やローンの借り換えも検討はしたが、打開策は見当たらない。そこで住宅ローンを補填するため、吉田さんは仕事終わりや土日にガテン系の派遣バイトを始めるようになったという。

「現在は週7日で毎日深夜の清掃スタッフやイベント設営などのバイトを入れ、本業以外におよそ年間150万円稼いでいます。生活も徹底的に切り詰め、自分の小遣いはほぼゼロ。外食や趣味もやめて、今はもっぱら住宅ローンの返済に充てています。最近は子供もやっと大きくなってきたので、妻にも事務のパートに出てもらい、月5万円ほど稼いでもらえるようになってます」

ここまでのローン地獄に陥るとは完全に誤算だという吉田さん。彼は己の決断をこう振り返る。

「実は僕がローンを組んだのは、あのスルガ銀行なんです。すごく押しの強い営業マンだったことを覚えています。当時の僕は39歳でローンを組めるギリギリの年齢だったし、頭金もなかったので、『貸してくれるならどこでもいい』という心境でした。また、金利の仕組みも勉強せず、銀行の営業マンに言われる通りに購入した自分の甘さも反省しています」

 ローン返済は現在、折り返し地点。「金利についてはもっと勉強してもよかったとは思いますが、ここまで破綻せずになんとかやってこられたので自分の家選びは100点満点で10点くらいですかね」と自己採点する吉田さん。その肩の荷が軽くなるのはまだまだ先である。



うーん、 今56歳で、あと18年も、今のペースで働き続けるのは、まさに地獄。

今現在、すでに青息吐息状態で、いつ過労死してもおかしくはない状態。

小遣いゼロで、働くマシーンのようになってしまった50代の男性。

そうまでして得たマンションの間取りというのが、以下のもの。

  CLhouse_200324-31_02_005_200324-31_madori-1

こんなもののために、と言っては語弊がありますが、人生そのものが棄損されたら、何のために生きているのか、わからなくなるというもの。

56歳と言えば、僕が体力の急激な衰えを痛感したのが、その年齢でした。

その後、僕は減速し、ちょうど親の介護も始まったので、定年前に退職。


今回の話は、まさに、住宅ローンは一つ間違えると、取り返しのつかないことになる典型的な例、だと思います。

これから、家を買うことを検討している人は、参考になるのではないでしょうか。



最新記事
最新コメント
ハピタスでポイント生活を
その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス
介護離職からのおひとり様ローコスト生活 - にほんブログ村
スポンサードリンク
PVアクセスランキング にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
  • ライブドアブログ