今現在の年金支給は65歳から、とされていますが、
それが今後、先延ばしにされる、という話を、
いくつか前の記事でしましたが、今日はその続き。
引き続き『定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業』からの抜粋です。
これまでの「65歳まで働く時代」であれば、60歳定年後に5年間の「定年再雇用」によって同じ会社で働き続け、65歳からの年金受給により15年間の余生を過ごす、というライフスタイルが可能でした。 ところが、年金受給開始が70歳に向けて引き上がり、「70歳まで働く時代」に移行すると、同じ「再雇用」という働き方でいいのでしょうか? 筆者は、以下の3つの理由で、60歳定年時に、「定年再雇用」(65歳時には「定年再々雇用」)という選択をするのは極めてリスクが高いと考えています。 1.10年間の再雇用期間で年収が大きく下がるリスクがある 2.勤務条件(日数・時間・場所)は会社からの提示に従わざるを得ない 3.仕事も会社からの提示となり、自らの裁量が少なく、やりがいを感じにくい とくに、60歳定年時に「再雇用」を選択してしまうと、65歳になったときに、70歳までの働き方について、方向転換のハードルが極めて高くなると思うのです。 70歳までの就業確保については、(1)定年制度の廃止、(2)定年延長、(3)定年再雇用制度のほかに、(4)業務委託契約の締結など起業支援、(5)社会貢献活動への参加支援が挙げられていますが、これまで多くの企業は(1)、(2)ではなく、(3)の定年再雇用制度で65歳までの雇用を図ってきました。 しかし、70歳までとなると、すべての人の雇用は難しく、(4)、(5)のような「雇用以外の選択」も考えるようになるでしょう。
うーん、この後、この本のタイトルでもある、
だからこそひとり起業が必要だよね、という話になるのですが、
そもそも、定年がいつであれ、
もう、一生安泰の企業なんてものがあるのでしょうか。
あっても数は少なく、
その中で生き残るのも、大変な話。
ここからは僕の持論ですが、
年金制度は廃止して、
ベーシックインカムを導入したほうがいいと思います。
勿論、どんな制度でも、導入となると、
既得権益を失う人たちの抵抗はあるもの。
しかし同じ依存でも、
会社依存や年金依存と違い、
ベーシックインカムには、自由があります。
それは、若い頃から、最低限生活可能な、
一定の金額を無償供与されるから、
若い人が、自分の好きなことに集中でき、
そうした人たちの中から、
途方もない才能や納税者が生まれると思うから。
今は、過渡期なのだと思います。
まあ、大概、過渡期が、一番苦しいもの。
そこを乗り越えた先には、
AIの発達と相まって、
かなり理想的な世の中になる可能性はある、
と、思っています。