今僕が働いている工場でのパート時給は750円。勤務が100時間を超えると、845円になりますが、時給が100円高くなるとはいえ、まだ安い金額です。

しかし仕事の中身はというと、1時間当たりの運動量は相当なものです。

前職の、ホテルの設備管理は、勤務時間こそ長かったものの、ゆったりと過ごす時間もありました。特に夜などは、クレームの呼び出しがなければ、あとは決まった緩いルーティンワークをすればよいだけでした。

それに対し、今働いている工場パートの仕事は、休む間もなく常に動き回っています。パート労働とは本来そうしたもので、短時間でも働きたい人と(主婦が大半を占めます)、安く効率よく使い回したい雇用主とが、相互依存している形ですね。

また、パートで働く主婦どうしで、お互いの目がある、というのも、おそらくは、パート労働者の動きをよくしていると思います。

そもそも小まめに動くことが嫌いな、あるいはできない人は、工場には来ないでしょう。とにかく、体も気持ちも緩む暇がないくらい、連続して動き回ります。

604079


初日こそ腰痛に見舞われた僕でしたが、次第にそれにも慣れ、冷たい氷水の中から腰をかがめて豆腐をつかみだす作業のときは、パレットの位置を変えるなど工夫して対処しています。

工場内は小走りで歩くことも、パート従事者の暗黙の決まりのようです。私は1秒も無駄にしていませんという、それは、雇用主に対してよりも、共に働く人に対しての自己主張のようにも見えます。

ただ、小走りで移動する際、僕が気をつけているのは、足を滑らせて転ばないことと、ケガをしないことです。ケガをしたら、何の保証もないパート労働者は、たちまち大きな負債を負うことになります。

体は忙しく動かしていても、心だけは冷静を保つようにしています。