FIREなどという言葉はなく、
働いていないと、
プータローと蔑まれていた時代。
僕の若かりし頃、
晴れた青空を見ながら、
転々とする職場で、
ため息をついた日々。
人間は、
エネルギー体です。
エネルギーの充満する若い頃は、
体力も、
あります。
「仕事イコール自分の夢」の人を除き、
大半の人にとっての職場は、
生きるために金を稼ぐための場所。
35歳まで、
僕は、
どの職場にいても、
落ち着きませんでした。
この仕事は長くは続けられない、
ということが、
わかっていたから。
甘ったれた話ではありますが、
苦しい職場からは、
いつも、
逃げることばかり考えていました。
そして、
35歳で出合ったビル管理業界で、
自分の居場所を見つけます。
更に幸運だったことは、
いずれの現場も、
休みが多く、
有休が自由に取れたこと。
つまり、
自由時間の多さが、
僕が仕事を続けられた大きな要因でした。
僕でも続けられる程度の負荷の仕事で、
休みのしっかりとれる職場、
この二つが揃って、
僕は会社員生活を続けることができたのだと、
思っています。