介護離職からのおひとり様快適生活

定年まで数年を残して介護離職したのち、父を自宅で看取り、その二年後に母も天国へ。風の時代の上昇気流に乗りながら、日々の暮らしでの気づきと心象風景を綴っています。

労働関係全般

過酷な労働状況で死亡する高齢者もいる



昨日も激熱の中、

検針の仕事をしました。


まさに危険な暑さで、

お昼ごろに仕事を終え、

鳩山ニュータウンの西友で買い物をした際、

駐車場のコンクリートと空の太陽の熱のサンドインチ。


あとで知ったのですが、

昨日の鳩山町は、

39.6℃だったそうで、

道理で暑いわけです。


ちなみに、

一番暑かったのは桐生市だそうで、

39.7℃だとか。


先月は車に乗っていても、

エアコンはつけなかったのですが、

昨日ばかりは、

つけずにはいられませんでした。


こんな猛暑の中、

交通誘導などで旗を振る高齢者の姿を、

ときおり見かけます。


ご苦労様です、と、

心の中でつぶやいて、

彼らを改めてみると、

若そうな人もいるが、

大半は高齢者。


以下は週刊女性プラムからの、一部抜粋。


高齢者の死亡災害が多い業種ベスト3は建設業、製造業、運輸交通業。これらの業種はそもそも、年齢にかかわらず事故が多く危険が伴う業種。高齢者が働くとなれば安全への配慮がほしいが、現場ではそうはいかない。「高齢者だから配慮されるどころか、動けないほうが悪いという考え方。『おせーよ、じじい』、『ぐずぐずするな!』といった罵詈雑言を浴びせられることも多く、ハラスメントに近いことが行われています」高齢者の労災死亡事故で記憶に新しいのが、令和4年に起きた「三幸製菓」の工場火災だろう。従業員2人のほか、アルバイト清掃員の女性4人が亡くなったが、女性たちの年齢は、73歳、71歳、70歳、68歳といずれも高齢。深夜勤務時に工場で起きた火災に巻き込まれて命を落としたのだ。アルバイト従業員だった彼女たちは、避難訓練には参加していなかったようで、勤務時間も生産状況しだいで規則的ではなかった。高齢者が深夜に、しかも不規則な条件で働いていたという厳しい現実が浮き彫りになったわけだ。


うーん、 年金だけでは生活できず、

生きるために働かざるを得ない高齢者にとって、

仕事を選ぶという贅沢は、

なかなかできないのかもしれません。

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僕の場合、

この期間内に検針するようにという制約はあるものの、

それさえ守っていれば、

あとは自由なので、

仕事としては、

とても恵まれていると、

思っています。




アルバイト中の蚊と蜘蛛の巣と蛇



今の検針員のアルバイトをするに際し、

風のハリマオさんから、

良いアドバイスをもらいました。


僕はあまり先のことを考えすに、

会社の言われるままに、

エリアを引き受けようとも思ったのですが、

一度引き受けてしまったら、

あとで減らすのは難しくなるのでは、

とのアドバイスをもらい、

4つのエリアのうちの2つにとどめました。 


今思うとこれが正解で、

風のハリマオさんの的確なアドバイスのおかげで、

無理なく、

仕事を続けられています。


大変なことと言えば、

家によっては、

メーターが読みにくい位置にあったり、

メーターに辿り着くまでに、

草木を搔き分けていかねばならないところもあり、

そうしたときに気を付けているのは、

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蚊と、蜘蛛の巣と、蛇。


半袖だと危険な場所もあるので、

暑くても、

長袖のシャツを着用。


それでも、

わずかな隙間を狙って、

蚊が血を吸いに来ますからね。



豪雨の中の出勤と耐え忍んだ日々



親の介護の必要性がますます高まってきたころ、

親と離れて暮らす不合理さから、

自宅マンションを売却。


民主党政権時の底値での売却でしたが、

残債はゼロにできたので、

そこからの再出発。


自己資金ゼロからの、

実家の建て替え。


会社など、

辞められるわけもなし。


それが、

50代の頃の自分。


豪雨の中でも出勤し、

職場では、

疲れから何度も眩暈を起こし、 

先のことは考えず、

今、

だけに集中するようにして、

生きていた日々。

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でも、

なぜか不思議と、

心は、

明るかったんですよね。


それは、

導かれているという感覚が、

あったからなのかもしれません。




どの職場にもいるかもしれない厄介な人



僕は転職が多かったので、

いろんな人を見てきました。


年金は少ないけど、

様々な人間を観察できたことは、

今でも僕の財産となっています。


さて、

どの職場にもいそうなのが、

自分は正しいと思っている人。

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あるいは、

自分の正しさに執着している人。


以下は、シュフーズからの一部抜粋。


『自分を正当化する人』の心理や特徴は、自己愛が強すぎるために、自分が傷つくようなシチュエーションに置かれると自己防衛心が強く働き、正当化しようと他者を攻撃します。自己愛が強く自分が傷つくことを極端に恐れていることが原因なので、言い換えると「誰よりも臆病な人」とも言えます。自分が誰よりも優れた存在であると自信を持っている人は、いざ自分が責められる立場に置かれると、客観的に自分を見ずに「自分が絶対に正しい」「自分が正しいから周りの人が間違っている」と決めつけてしまいます。そのため、他の人から見れば明らかにその人が間違ったことを言っているにも関わらず、堂々と相手に自分を正当化するような理由で噛み付いたり、時にはまるで駄々をこねるように自分なりの理由を無理やり押し通そうとしたりするのです。プライドが高いという特徴も自分を正当化する人に見られる共通点です。自尊心が高いために、自分が他人よりも劣っている状況に置かれること自体を許せないのでしょう。この心理が根っこにあるため、自分が劣っている状況に置かれると、すかさず自分を正当化する理由を考えたり、それでも事態が好転しない場合は、他者に責任を押し付けるような言動を見せることもあります。


うーん、 こういう人が上司だと、

部下はたまったものではありません。


ただ、まともな企業であれば、

こういう人は出世できないので、

上司になることは極めて稀ですが、

同族企業などだと、

時折こういう人が上司になったりすることもあります。


人間関係の軋轢は、

組織がある以上ついて回りますが、

それが職場だと、

簡単には逃げられないので、

つらいところ。


本当に勤め人は、

男女ともに受難の時代。


記事では、

3つの対処法も記載してあったので、

紹介します。

・戦おうとせず、良いタイミングで話を変える

・相手の意見は否定せず、ただし完全同意しない

・必要以上に関わらず距離を置く


うーん、僕の意見としては、

相手が同僚であれば、

この方法はそれなりの効果を生みますが、

相手が上司の場合は、

逃げる、

つまり、

退職して新天地を探すほうが、

無駄に消耗しないだけいいように思いますけどね。




東武東上線の人身事故と乗客の気持ち



介護離職するまで勤めたホテルでも、

その前のビル管理会社でも、

通勤手段は東武東上線。


前職も前前職も、

24時間勤務で、

つまり出勤は3日に1度。


それなのに、

人身事故で迷惑をこうむる事態に、

何度か遭遇しました。


何やら最近も、

東武東上線はやらかしているようです。


まあ、実際にやらかしているのは、

飛び込む人間のほうなんですが、

どうしても怒りの矛先は、

鉄道会社に向かいがち。

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その気持ち、わかるんですよね、

僕も、サラリーマンでしたから。


以下は、そうした人たちの嘆きの一例。

今、和光市駅で運転見合わせている電車の車内です激混みといつ運転再開するか分からないかなり辛い状況です。亡くなられた方がどんな思いか知りませんが人に迷惑かけて死ぬだけは辞めて欲しい。

今日の首都圏、昼は東海道線と総武緩行線の新小岩で人身事故があった。岸田の庶民をいじめる政策で苦しむ国民が続出し、人生に絶望する人も増えている。岸田内閣の早期退陣を望む。

金曜の夜も東武東上線じゃなかった? 休み明けや朝がヤバいってのは聞いたことあるけど 夜も夜で疲れ切ってそうなるのかな....

先週の金曜日の23:45にも鶴瀬ふじみ野間で人身事故あったよね?いい加減にしてほしい、、、

迷惑もなにも、考えることのできない精神状態なのでしょう…この人も数年前数ヶ月前はこういうニュース見てなんでこんな最期を、と思っていた側かもしれない。


うーん、 ただでさえ疲労が蓄積している勤め人が、

いつ動くかもわからない電車に閉じ込められる辛さ。


飛び込む人もつらいけど、閉じ込められる人もつらい、と。


この国を覆う閉塞感と、

勤め人ばかりが割を食う政策。


久々に、サラリーマン時代の、

電車通勤時代に思いを馳せ、

勤め人の苦労を、

いったい政治家はどれだけわかっているのだろうと、

思わざるを得ない、



僕なのでした。




自由とエネルギー(体力)を社畜生活に費やす虚しさ



FIREなどという言葉はなく、

働いていないと、

プータローと蔑まれていた時代。


僕の若かりし頃、

晴れた青空を見ながら、

転々とする職場で、

ため息をついた日々。


人間は、

エネルギー体です。


エネルギーの充満する若い頃は、

体力も、

あります。


「仕事イコール自分の夢」の人を除き、

大半の人にとっての職場は、

生きるために金を稼ぐための場所。


35歳まで、

僕は、

どの職場にいても、

落ち着きませんでした。 


この仕事は長くは続けられない、

ということが、

わかっていたから。


甘ったれた話ではありますが、

苦しい職場からは、

いつも、

逃げることばかり考えていました。


そして、

35歳で出合ったビル管理業界で、

自分の居場所を見つけます。

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更に幸運だったことは、

いずれの現場も、

休みが多く、

有休が自由に取れたこと。


つまり、

自由時間の多さが、

僕が仕事を続けられた大きな要因でした。


僕でも続けられる程度の負荷の仕事で、

休みのしっかりとれる職場、

この二つが揃って、

僕は会社員生活を続けることができたのだと、





思っています。





契約を切られたくないので無理をしがちな高齢労働者



高齢労働者による労災が、

増えているそうです。


気持ちは前向きでも、

体がついていかなくなるのが、

加齢というもの。 


僕が、

体力の衰えを実感したのは、

50代前半。


50肩に始まり、

集中力が落ち、

24時間勤務で、

さらに夜はワンオペになるため、

心臓にも負担だったのかもしれません。

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親の介護で離職しましたが、

仕事もそろそろやめたいと思っていた時だけに、

すんなりと介護に入って行けたのは幸いでした。


さて、以下は、SPAの記事からの一部抜粋。


高齢労働者の労災案件も増えている。厚生労働省によれば、60歳以上の労災件数が’07年の約2万人から’21年には3万9000人と、およそ2倍になった。高齢者の労働問題に取り組む青龍美和子弁護士が話す。 「深夜労働や調理、運転など、体力を使う仕事に就かざるを得ない人が多いことも労災が増えている原因でしょう。仕事内容がきつい割に賃金が低いので、現役世代からは人気がない半面、『どんな仕事でもいいから働きたい』という高齢者が集まる。 そして契約を切られたくないので無理をし、労災になるケースが増えているのだと思います」「セルフ方式のガソリンスタンドでワンオペによる深夜勤務をしていた73歳の男性が亡くなった事例です。もともとのシフトは週3日だったそうですが、ほかの人の穴埋めで連勤が続き、勤務日の翌日に自宅で亡くなっていたそうです。 これも出勤を断れなかったからだと思われます。高齢者の場合は、企業が労働時間や部署の配慮を徹底したり、非正規雇用でも健康診断を受けさせるといった取り組みが必要でしょう」


うーん、生きるためにお金は必要ですが、

そのお金を稼ぐために、

無理を重ねて体を壊しては、

困るのは自分です。


5公5民で搾取されている労働者が、

報われる日は、

くるのでしょうか。




正社員という働き方はなくなるのかもしれない



先月17日に、

友人のAさんと行った墓参り。

そのときに、

Aさんが供えてくれた花が、

そろそろ枯れているかもしれないと思い、

昨日は、

早朝から墓参りに。


すると、

まだかろうじて咲いている花もあり、

枯れた部分をより分けて、

供え直しました。


日本だけが世界から取り残され、

地を這うような経済状況。


いや、

それでも、

昔取った杵柄で、

何とか凌いではいますが、

失われた30年は、

あまりにも長い。 

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これを政治のせいにするのは簡単ですが、

いや、

確かに政治もよろしくなかったのですが、

僕が30代前半にイギリスに行ったときには、

英国病と言われ、

日本は、

やたらと羨ましがられました。


エディンバラでは、

パンク少年に、

金を無心される始末。


で、以下は、幻冬舎オンラインからの一部抜粋。


2035年の企業は、ミッションや目的が明確なプロジェクトの集まりとなり、多くの人が、プロジェクト単位で企業に属するようになるといいます。その結果、企業という組織の内と外の垣根は曖昧になり、企業が「正社員」として抱え込むことをやめてしまうといいます。もちろん、ひとつのプロジェクトが終了しても、次のプロジェクト、またその次のプロジェクトと、ひとつの企業に所属し続ける人も出てくるでしょうが、働き方は想像できないくらい柔軟なものになります。雇用が流動的になる環境では、必要とされる人材に仕事が集中することが想像されます。そのような時代に対応する人材は、正社員であることに固執する人たちよりも、いまでも柔軟な働き方ができる非正規社員だという見方も。時間的に余裕があるため、仕事を掛け持ちしたり、副業をしたり、スキルアップを目指したり……来たる時代に向けて磨きをかけることができるというのです。


うーん、諸行無常と言うように、

すべての事象は、

変化変転の中にある、と。


勝ち組が負けになったり、

落ちこぼれが成り上がったりとか。


諸々の事象に翻弄されるよりも、

自分と向き合い、

自分ができること、

やりたいことに特化したほうが、

少なくとも、

後悔はないように思います。




「がむしゃらに働く」という重荷を降ろしたい



昨日は、

ダメ夫を持った妻の悲しみについて触れましたが、

記事をアップした後、

ネットサーフィンをしていたら、

botanさんのブログで、

以下のようなつぶやきが。


家庭での私は、もっぱら外貨を獲得する戦力でした。

家事、育児もしてきたけど、メインの役割は、やっぱり働くこと。

 

そのことについて・・・ ずっと少し悲しい気持ちを抱えてきました。

働いても働いても、いつも足りない、十分じゃない。そういう虚しさ

 

子供たちへの責任を果たした後は、この「がむしゃらに働く」という重荷を降ろしたい。


うーん、まさに、 昨日の記事の内容にも重なる話。

外貨を獲得する戦力、という言葉に、

今の多くの主婦が、

同じ様な立場で、

あるものはレジ打ちとして、

あるものはコールセンターで、

あるものは介護の現場で、

あるものは清掃作業員として、

働いているのではないでしょうか。

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今や主婦労働を抜きにしては、

日本経済は成り立ちません。


専業主婦で優雅に暮らしている女性は、

むしろ少数派、

なのかもしれません。





まじめに働いている人が報われますように



昨日アップした記事に関連しますが、

お気楽な日帰り旅行で、

電車に乗っていると、

朝の時間は大半が勤め人。


しみじみと思うのは、

こうした人たちが、

それぞれの持ち場で働いてくれているから、

この日本は何とか持ちこたえているんだ、と。


僕も、

介護離職するまでは、

社会の片隅で、

汗を流していました。

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どうか神様、

まじめに働いている人たちこそ、

豊かな生活になりますように。


彼らの生活に、

幸せの神様が、



ノックしますように。





 
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