『 2015年よりも2016年に貸家の建設が大きく伸びているのは、日本銀行のマイナス金利政策によって、借金が以前よりも容易にできるようになったためです。

「トランプ大統領誕生」という新たな要素が加わったものの、長期金利のマイナスが常態化するなかで、銀行は今や普通の住宅ローンに比べ貸出金利が高めに設定しやすいアパート・マンション向けの融資を積極化しています。

その結果として、景気が停滞しているにもかかわらず、アパートやマンションの建設に行き過ぎ感が表れ始めているのです。

最も注意を払うべきは、貸家の需要が高まっていないのに対して、供給が増え続けているというところでしょう。人口減少社会に突入した日本では、すでに全国で820万戸の空き家があり、その半数超は貸家となっているのです。

これから本格的な人口減少社会が到来し、空き家が増え続けていくのは間違いないというのに、供給過多にある貸家の供給がさらに増え続けるという状況は、遅くとも10年後には、全国的に貸家の賃料が大きく値下がりすることを決定づけてしまっているといえるでしょう。』

東洋経済に掲載されていた記事ですが、おおむね同意です。都心のめちゃくちゃいい場所以外は、賃貸経営は難しくなっていくと思います。

僕は長年ビジネスホテルに勤務していましたが、建物を維持管理するためにはランニングコストというのがかかります。多くの人が見落としているのですが、これはイニシャルコストよりも大きかったりします。

そうした理由から、僕は大東建託の株などは高すぎると思っています。大東建託のビジネスモデルは、これからは通用しないでしょう。シノケンも、同様です。

これは逆に言うと、賃貸物件に住む人には有利です。無理して家やマンションを持たなくても、安い賃貸物件に住んだほうが、身軽でいいかもしれません。

それでも、僕は持ち家派です。やはり、老後を考えると、住むところだけは確保しておきたい、というのが正直なところです。マンションは売り払いましたが、一戸建てで正解です。管理費と修繕積立金がかからないのが、何と言っても戸建ての強みです。金がなければ、放置もアリですからね。

僕は電気工事士などの設備関係の資格を、ホテルの設備管理という仕事柄、所有しているので、たいがいのことは自分でできます。会社員時代はそれなりに大変でしたが、おかげさまでそれなりのスキルは身に付きました。

ホテルの維持管理に比べれば、戸建ての維持管理は容易です。会社員生活で得た、これは貴重な財産でもあります。