昨日の記事、「悲しみの年金支給額がさらに減額」で、自分の受け取る年金の減額について書きましたが、あとで見て、ショックを受けました。

その記事を書いている時点で、僕は、減額に初めて気づいたと思っていたのに、その前の記事「ねんきん定期便を公開します」でも、すでにそのことを書いていました。

来年のねんきん定期便は少なくなるなあ、と思って書いたのですが、その前の記事で、そのことをすでに承知していた自分がいたことを知り、それを忘れていたことへのショックでした。

これはボケとか、痴呆とか呼ばれるものの前兆かもしれないと、戦慄したのです。

シューマンが最晩年に、やはり痴呆になり、弟子のブラームスに、いい曲ができたよ、と言って、紹介したのが、トロイメライでした。トロイメライは、すでに、シューマンの作曲で、世に出ていましたが、彼はそのことを忘れていたのです。これは映画で見たのですが、とても印象的なシーンでした。

介護離職する前に、仕事で結構ミスをするようになっていました。危険物を扱う仕事でもあり、絶えず不安がありました。

今は、自宅で、まだお金にはならない仕事を細々とやっていますが、外に出て働いていたときと比べ、やはり何かが落ちているのかもしれません。それは緊張感かもしれませんし、刺激なのかもしれません。

50代後半のおひとり様としては、痴呆だけは避けたいところです。