電通の新入社員の過労自殺の記事を読んで、胸が痛みました。
以下は、ヤフーニュースからの引用です。
「仕事も人生も、とてもつらい。今までありがとう」--。昨年のクリスマスの早朝、東京で1人暮らしの高橋まつりさんから静岡県に住む母幸美さん(53)にメールが届いた。あわてて電話し「死んではだめよ」と話しかけると、「うん、うん」と力ない返事があった。数時間後、高橋さんは自ら命を絶った。
高橋さんが中学生の時に両親が離婚。「お母さんを楽にしてあげたい」と猛勉強して東京大に入り、電通に入社した。だが高橋さんのSNSの書き込みは昨年10月以降、「体も心もズタズタ」「眠りたい以外の感情を失った」などと深刻になった。「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」などと上司からパワハラ発言を繰り返されていた様子も書かれていたという。
過労から鬱になり、自殺したのでしょう。過労が鬱を引き起こすことは、想像できます。僕も、疲労が蓄積していくると、精神的にも落ち込みます。そうしたことを周期的に繰り返してきました。
僕の場合、どうにもならなくなったら、最後は逃げました。それが、転職の数の多さとして履歴には残っています。
世の中には本当に理不尽なことが多いし、死ぬほど働かされることもあります。個人差はありますが、本人が死ぬほど苦しいのであれば、その人にとっては明らかに過労であり重圧なのです。
この彼女の場合は、「お母さんを楽にしてあげたい」と猛勉強して東京大に入り、電通に入社した、のですから、そうとうの努力家です。怠け者のはずがありません。
それまで順調に努力が報われてきた人生だったことが、逆に弱さになってしまったように、僕には思えます。会社を辞めるという選択肢を、彼女は最初から排除していたのかもしれません。そのような狭さを感じます。
人生のどこかの段階で、挫折というものに慣れるというか、耐性を持っておかないと、やばい局面というのがあります。できれば10代のうちに一度くらいは挫折をし、乗り越えた経験があるといいのです。
すでに自殺してしまっているので、残された母親の気持ちを考えると、やり切れません。
もし彼女がもう少し柔軟に考えることができ、会社を辞めて別の人生を歩み、「電通なんかクソだぜ」と言って、見返すようなこともできたらよかったのに、と思わずにはいられません。
しかし、過労の状態で、やめる選択も考えられず、過労と精神的苦痛が重なって鬱となった後では、柔軟な発想は無理というべきでしょうか。難しいです。
何日か前の記事でも書きましたが、本当に過労死ほど馬鹿らしいことはないので、死ぬくらいなら逃げましょうと、若い人たちには言いたいです。人生いたるところセイザンあり、ですよ、まじで。
以下は、ヤフーニュースからの引用です。
「仕事も人生も、とてもつらい。今までありがとう」--。昨年のクリスマスの早朝、東京で1人暮らしの高橋まつりさんから静岡県に住む母幸美さん(53)にメールが届いた。あわてて電話し「死んではだめよ」と話しかけると、「うん、うん」と力ない返事があった。数時間後、高橋さんは自ら命を絶った。
高橋さんが中学生の時に両親が離婚。「お母さんを楽にしてあげたい」と猛勉強して東京大に入り、電通に入社した。だが高橋さんのSNSの書き込みは昨年10月以降、「体も心もズタズタ」「眠りたい以外の感情を失った」などと深刻になった。「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」などと上司からパワハラ発言を繰り返されていた様子も書かれていたという。
過労から鬱になり、自殺したのでしょう。過労が鬱を引き起こすことは、想像できます。僕も、疲労が蓄積していくると、精神的にも落ち込みます。そうしたことを周期的に繰り返してきました。
僕の場合、どうにもならなくなったら、最後は逃げました。それが、転職の数の多さとして履歴には残っています。
世の中には本当に理不尽なことが多いし、死ぬほど働かされることもあります。個人差はありますが、本人が死ぬほど苦しいのであれば、その人にとっては明らかに過労であり重圧なのです。
この彼女の場合は、「お母さんを楽にしてあげたい」と猛勉強して東京大に入り、電通に入社した、のですから、そうとうの努力家です。怠け者のはずがありません。
それまで順調に努力が報われてきた人生だったことが、逆に弱さになってしまったように、僕には思えます。会社を辞めるという選択肢を、彼女は最初から排除していたのかもしれません。そのような狭さを感じます。
人生のどこかの段階で、挫折というものに慣れるというか、耐性を持っておかないと、やばい局面というのがあります。できれば10代のうちに一度くらいは挫折をし、乗り越えた経験があるといいのです。
すでに自殺してしまっているので、残された母親の気持ちを考えると、やり切れません。
もし彼女がもう少し柔軟に考えることができ、会社を辞めて別の人生を歩み、「電通なんかクソだぜ」と言って、見返すようなこともできたらよかったのに、と思わずにはいられません。
しかし、過労の状態で、やめる選択も考えられず、過労と精神的苦痛が重なって鬱となった後では、柔軟な発想は無理というべきでしょうか。難しいです。
何日か前の記事でも書きましたが、本当に過労死ほど馬鹿らしいことはないので、死ぬくらいなら逃げましょうと、若い人たちには言いたいです。人生いたるところセイザンあり、ですよ、まじで。