僕は、生きることそのものがリスクだと思っています。

僕は、経済的にはさほど裕福な家に生まれたわけではありません。しかし、一人息子として、おそらくは甘やかされて育てられたのだろうと思います。弟がいましたが、彼は生後すぐに死んでしまいました。

一人っ子は、家庭内で社会性を学べません。親が大事にしてくれるので、自分中心の世界観を持ちやすいのです。だから通常は自己評価は高い人が多いはずです。

自己評価は高くても、世の中に出たらただの人です。ボコボコにされます。まさに僕がそうでした。

凡人は、ボコボコにされてから学びます。賢者は、ボコボコにされる前に学びます。愚者は、ボコボコにされても学びません。懲りない面々というやつです。

僕は凡人なので、いちおうボコボコにされてから学びました。

会社にもボコボコにされましたし、カルト宗教にも、ボコボコにされました。

親の介護で、早期リタイアしましたが、会社員生活に限界が来ていたので、むしろリタイアは歓迎でした。

会社員生活は、精神的にも体調的にも、大変です。これは多くの人に同意してもらえると思います。

ストレスMAXで仕事を続けて体を壊した日には、元も子もありません。知人の中には、薬がないと眠れない人もいますが、家族のことを思うと会社を辞めるわけにはいかないと言います。

働いていることのリスクは、ずばり、ストレスです。過労死、ということもありますし、僕の以前の職場であれば、仕事中の事故、ですね。

ではリタイアしたらどうなるのか、ですが、これはこれで、リスクがあります。

まず、若い人ならともかく、中高年、特に僕のような50代後半では、再就職は、あったとしても、低賃金です。

仮に就職できたとしても、自分の子供ほどの上司に、「もたもたしてんじゃねえ」とか言われるかもしれません。

まあ僕は、罵倒されても結構受け流す力はあると思っていますが、気分のいいものではないでしょう。

まあそういうわけで、今は再就職はやめて、起業と言えばかっこいいですが、要するに自営業ですね。それを始めたわけですが、利益が出るのは1年後ということで、気の長い話ではあります。

(今回から、文の出だしの段落は落とさないことにします。一文字開けるのも手間ですからね。そういうわけで今後は少し書式が変わりますがマイナーチェンジなので許してください)