昨日、義理の母の甥で、僕にとってはいとこにあたる人が、わざわざ豊洲から訪ねてきてくれました。

  彼と会うのは初めてでした。

 彼のほうは、今年5月に亡くなった僕の実父とは、会ったことがあるようでした。彼は男ばかりの3人兄弟の長男になります。僕の義理の母のすぐ上の兄の子供になります。

 彼は長男として責任を感じていたようで、葬儀に参列できなかったことを気にしているようでした。

 僕としては、義理の母方の連絡は母に任せていましたから、そんなことは気にもしていませんでした。

 高崎に住む母の兄と、その兄と一緒に暮らしている次男が葬儀に参加してくれて、それで十分だと思っていたのです。その次男は僕と同じ50代で独身です。長男と三男は家を出て、所帯を持っていますが、昨日来てくれた長男には娘が一人いて、三男夫婦には子供はいないようです。

 お墓の話になったときに、家系消滅の話題が出ました。

 僕は独身なので、僕が死んだあとは、その後の墓守はいなくなります。同様に、義理の母の実家である高崎でも、跡を継ぐ者がいないという現実があります。家を出ている長男には娘が一人しかいませんし、三男夫婦には子供はいません。次男は独身です。

 僕の父かたの親戚も、本家を継いでいるいとこは結婚していましたが子供はおらず、嫁にも何年も前に逃げられてしまいました。それ以外の男のいとこが3人いますが、二人は四十代で独身、もう一人は結婚していますが、やはり四十代半ばになっても子供に恵まれません。

 どちらの家系も、後継ぎが全くいないか、いても娘一人、という状況です。

 墓じまいの話題もときおり耳にしますが、他人ごとではありません。

 ただ僕は、この世を生きるということは旅のようなものだと思っているので、成り行きに任せるほかはないと決めています。

 別に悩むことでも、問題でもありません。

 ただ、家系が消滅していくという事実に向き合えばいいだけのことです。