昨日は、
低支出リタイア生活も有りだよね、
という話をしたのですが、
収入がどんなに少なかろうが、
入るお金と出るお金が、
自分のコントロール下にある人は、
破綻することはありません。
今、金利上昇の圧力が強くなっています。
長期金利が上がりましたが、
このまま行くと、
短期金利も上げざるを得なくなります。
短期金利と連動している住宅ローンも、
そう遠くないうちに上がってくるものと思われます。
子育てと住宅ローンをダブルで抱える家庭は、
今後の生活は、さらに厳しくなるか、と。
以下は、SPAの記事からの一部抜粋。
「地方公務員として約20年働いていますが、今年は月の収支がほぼ赤字。借金で補塡しなければ生きていけません」 そう話すのは妻と子4人で千葉県の持ち家に暮らす浜中圭佑さん(仮名・43歳)だ。
「20年前に現在の私と同じ年代・役職の先輩の手取り月収は45万円ほどでした。しかし、私の今の手取りは28万円。地方公務員の給与は、『民間企業の平均給与水準に沿った金額』に設定されるんです。 下がることは原則ないものの、民間の水準に応じて昇給を抑えられるばかり。こんな時代になるとは思わず、生活水準を上げてしまって……」
住宅ローン返済額は月16万円。娘の学費など教育費に月12万円。妻の月収10万円を合わせれば生活はギリギリ維持できていたが、生活費の上昇に耐えきれず、昨年4月に初めて消費者金融に手を出した。 「今さら公立校へ転校しろとは言えない。独立するまでは借金まみれになってでも、いい学校に行かせたい」
「ただ、地方公務員は退職金が大きい。子供たちの進学費用は早期退職して退職金で工面するしかない。それまで借金で補塡しながら食い繋いでいこうと覚悟しました」
うーん、 退職金で進学費用は工面できても、
その時点で住宅ローンが残っていたら、
老後資金までは手が回りそうにありません。
また、公務員という安定した職を離れた人が、
その後の再就職で味わう民間企業の厳しさには、
この人はまだ、思いが至っていないのかもしれません。

どこまで行っても、
お金の話は収支のバランス。
入ってくるお金よりも出ていくほうが多ければ赤字。
一方、実入りが少なくても、
ローコスト生活であれば黒字に持っていける、と。
僕も、
スリムな生活で住宅ローンを払いながら、
質素に暮らす中に、
楽しみを見つけて、
生きています。