現代社会に疲れ、

あるいは働いている会社に疲れ、

あるいは人間関係に疲れなどして、

定年を待たずにリタイアする人は、

昔も今もいますが、

そのすべてが、

十分な資産があってのリタイアではなかったりします。


僕がこのブログを始めるころからウォッチしている、

イキノビヨウさんもそのひとり。


以下は、彼のブログからの抜粋。


貧乏早期リタイア生活も
11年が経過しました。

社会不適合者なので、
世の中がしんどくて
限界がきました。

そして、
貯蓄は少なかったのですが
思い切って無謀なリタイア生活に
入りました。

ちなみに年金がもらえるのは
数年後です。

それでは、
2022年の収支を見てみます。

収入は、
ネット関連 7万6000円
マイナポイント 2万円 
給付金 15万円(10万+5万)

1年間収入の合計は、
24万6000円でした。

1年間の貯蓄の減少額は、
18万8000円でした。

そうすると、
24万6000円と
18万8000円を足すと、
1年間の支出は
43万4000円になります。

1ヶ月の支出は
約3万6000円になります。

11年間、今のような支出で、
生活をしてきました。

基本的に引きこもり生活ですが、
気楽な生活です。

年金が支給される年齢になるまでは、
現在の生活を続けるつもりです。


うーん、ブログの更新を滅多にしない人で、

それでも気になるので、

たまには覗いていますが、 

数年後には年金がもらえるとのこと。

だとすると、年は60近くなのかもしれません。


ずっと見ていて思うのは、

貧乏リタイアでも、

社会生活に馴染めない人にとってはパラダイス。

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月3万6000円の生活は、

金銭的には豊かとは言い難くても、

会社のストレスから逃れられた喜びは、

それを補って余りあるものなのかもしれません。


会社に行かなくてよい生活は、

たとえば今日などは、

朝から小雨が降っているのですが、

こんな日でものんびり起きて、

窓の外を眺めながら一杯の珈琲を飲む、と。


会社に行かねばならない、

満員電車に揺られねばならない、

営業ノルマをこなさねばならない、

などの、ねばならない、から、

解放されているだけでも、

幸せを感じることができます。


僕も社会に馴染めず、

転職が多かっただけに、

少ない年金とは言え、

こうしてリタイア生活が送れていることが、

パラダイスです。