僕は、二十代の二年間、
統一教会に在籍していたので、
去年宗教二世の問題が取り上げられた時に、
生まれて初めて、
チェンジオルグですか、
あれに署名したのですよ。
あの、小川さゆりさんたちが、訴えていたやつ、ね。
ここに、逃げずに戦っている女性がいます
統一教会の宗教法人解散(法人格取消)を求めますというもの。
まあ、それは良いのですが、
ときどき、
こうしたものに賛同しませんか、
という内容のメールが届きます。
その中には、
ちょっとそんなことにまで、
謝罪を求めることに賛同していたら、
世の中がさらに息苦しくなるんじゃね、
みたいなものまであります。
昨年のM1グランプリの優勝者、
ウェストランドの芸が受けたのも、
ある意味、
息苦しさの捌け口を、
多くの人が求めているから、
なのかもしれません。
チェンジオルグは、
社会に風穴を開けた半面、
訴訟社会への入り口にもなりかねません。
人が人を裁き合う世界は、地獄です。

そういう僕自身、
昨年は、
カルト宗教批判をだいぶしましたが、
それで僕自身が幸せになることも、
霊性が高まることも、
ありませんでした。
風の時代の到来を、
何度となくこのブログで書いてきながら、
その僕自身が自分流の正義感という、
土の時代の遺物を、
握り締めていたのです。
そのことに気づいたのが、去年の末のこと。
人生の残り時間を考えるときに、
もう、
自分の正義に執着するのはやめようと、
昨年末に、
反省したのです。