僕は介護離職し、
父を自宅で看取ったのですが、
その中で学んだことがあります。
それは、
加齢というのは、
実に残酷なものだということ。
元気で畑仕事をしていた父が、
家の前が貸農園になっていて、
それが良い気晴らしでもあったのでしょう。
それが、85歳のときに、
急に足が浮腫みだして、
そこからは入院後、
あれよあれよという間に、
衰えていきました。
読書家だった父が、
どんなに良い本を薦めても、
読もうとしなくなり、
読書するにも体力と、
気力が必要なのだと、
知りました。
僕自身も、
60を過ぎてから、
いろいろなところで衰えを感じており、
今年の5月1日に、
救急搬送された経験ののちは、
何をするにも、
かなり臆病になってはいます。
天涯孤独のおひとり様は、
自分だけが頼り。
だからこそ、
何にせよ、
用心に、
越したことはありません。

加齢は、
確かに残酷だけど、
前を見て、
歩きます。