ずっと一人で生きていると、
孤独が馴染んでしまって、
そこに心地良ささえ感じることもあるのだけれど、
世の中には、老後の孤独が怖いという人もいます。
特に、おしどり夫婦だった人たち。
夫婦が仲が良いのは良いことだけど、
連れ合いが死んだときのつらさは半端ない、と。
それは、天涯孤独者の僕にも、
想像するぐらいはできます。
僕の場合、孤独が怖かったのは二十代。
三十代も中頃までは、そうでした。
孤独と閉塞感。
それが、僕の二十代と三十代の途中まで。
その後は、半分開き直りもあり、
流れに乗るまま生きてきて、
今は、孤独に安らぎすら覚えることも。
でも、孤独がつらいのも、わかりますよ。
ときどきふと感じる寂寥感。
特に、これから秋が深まっていくほど、
そうした感じはします。
そんなときは、音楽を聴いたり、読書をしたり。
でも、だんだん文字を追うのが億劫になってきてもいます。
ブログなどの短文であればすぐ読み終わりますが、
長編小説を読むには、覚悟が必要。
年を取るほど、
だんだんいろいろなことができなくなって、
無口にも、
なっていくんでしょう。