経済は、どこまで行ってもこの話に尽きるのですが、

収入が支出を上回っているか、トントンであれば、

家計は破綻しません。


なので、本来は、

難しい金融知識などは、

要らないのです。


ノーベル賞を取った経済学者でも、

この原則を破れば、破綻します。


大学院まで出て破綻する人間もいれば、

小学校しか出ていなくても、

堅実に暮らせている人もいます。


 さて、少ないとは言え年金受給に辿り着いた僕は、

謂わば、やっと島に辿り着いた遊泳者と、

似ているかもしれません。


サメに喰われる危険に怯えながら、

あるいは体力を温存しながら、

心細く泳いでいた世間という海。


遠くに見えていた年金島は、

法律の改正でさらに遠のき、

それでも34年生まれのため、

特別支給の厚生年金という救命ボートに救われ、

何とか、63歳からの年金受給。


後ろを振り返れば、

僕より後に生まれた遊泳者たちには、

その特別支給の年金も、

ある者は64歳からと一年先延ばしになり、

そのあとに続く者は、

例外なく65歳からの受給。


年金島の砂浜で、

さらに遠くを見れば、

自分たちは70歳からの支給になるのではないかと、

怯えながら泳ぐ者たちの群れ。

彼らに伴走するように、

iDeCoやNISAと言った丸太船が投げかけられ、

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それらに縋りつつも、不安げな顔。


では、年金島に辿り着いた自分は安泰かというと、

月5万円の年金では、いかにも心もとない。

しかも、年々お金のかかるリスクは増えていく、と。


なので、ローコスト生活は、

まだまだ、続きます。


ときどきやってくる誘惑を、



やり過ごしながら、ね。