僕たち日本人にとって、

戦争は、非日常。

でも、今、

ウクライナでは、それが、日常となっている事実。


安易にウクライナに降伏を勧める人がいますが、

なぜ、彼らはあれほどまでに強固な意志で戦い続けるのかも、

考察せねばなりません。

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以下は、その参考になる記事からの抜粋。



18世紀末に、ウクライナはロシア帝国に支配され、1917年にロシア革命が起きると、ソ連の支配下になった。ソ連下で「農業の集団化」をウクライナに進めたものの、大失敗。農業生産が極端に落ち込んだところで飢饉が起こった。しかし、それでもお構いなしに、ロシアはウクライナの食糧をロシア本土へ強制的に送り、100万人が死んだ。

さらに、1932年、スターリンの時代になると、過酷な支配体制は強まって、ウクライナの国力はボロボロになってしまったところで、今度は、「ホロドモール」(大飢饉)が起きた。ホロドモールによってウクライナで350万人が餓死した(出生率の低下なども含めた人口の減少を含めると500万人との話も)。

「ウクライナ南部オデッサで、旧ソ連の独裁者スターリンによる「大粛清」の犠牲者のものとみられる5,000~8,000体分の遺骨が発見された。地元当局が25日、明らかにした」(キエフAFP時事・2021月8月26日)と報じられたが、ウクライナの歴史家の推計によれば、1930年代のスターリンの抑圧によってウクライナ人数十万人が収監されたり、処刑されたりしたという。

ウクライナは他人事ではない。日本人は「シベリア抑留」を経験している。シベリア抑留とは、終戦後、旧日本軍の兵士はシベリアなどに抑留され、過酷な労働を強いられたことを指す。シベリアをはじめとするソ連領内の各地へ連行された日本の軍人・軍属はマイナス30度を下回る厳しい環境で強制労働を強いられた。衛生環境や食料事情も悪く、飢えや病気によっておよそ6万人が命を落としたのだ。

これは日本とロシアが戦争をしていた頃の話ではない。ソ連による旧敵国側の軍人と民間人の抑留は、戦争により大きな損害を被ったソ連における、戦後復興を担う労働力不足を補うための措置として行われたのだ。同じ敗戦国のドイツ人も同様に抑留を受けた。

ロシアの支配下に入るとどうなるか。歴史を少しでも振り返れば「怖さ」がともなうものである。ウクライナ人は、これまでの歴史を振り返って、やはり、降伏し生きながらえても、ロシアの支配下で何をされるのか怖くて仕方がないのではないか。

ロシア軍がウクライナの全土を掌握しても、ゲリラ戦に移行するかもしれないと考える識者も多いのはそのせいだろう。

遠く離れたウクライナの大地で、懸命に奮闘するウクライナ人に対して、「命が大事だから早く降伏しろ」と言うのは、歴史を知らない人の言うことなのであろう。

日本では、政府や軍部が突っ走って戦争を開始した面があるので「戦争を起こさない」というと政府の暴走を止めればいいと考えてしまう。そこに「侵略を企む悪意の隣国」が存在することなどこれまで考えずに済んできた。

また、アメリカが日本を占領し、自由を謳歌し経済発展を遂げたので「降伏しても大したことない」と考えてしまう。

しかし、世界史の大部分では、そんなことが重なる可能性は「奇跡」と呼ぶに等しいのだ。日本の防衛力の増大に対して韓国、中国が過剰に神経質になるのは、日本と隣国であるということ以上に、植民地となって受けた屈辱ということがあるのだろう。やはり他国に支配されるというのはいい体験にはなり難い。

果たして、2月24日から開始された、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は3週間を迎えたが、ウクライナは、軍事で圧倒するロシアに対して、勇敢に戦いを続けている。ウクライナ国民の反撃によってロシア軍は前進を阻まれ、戦線は膠着しているようだ。厳しい経済制裁もあって、中長期的展望から考えれば、ロシアの敗色は濃厚と指摘する識者も多い。しかし、目論見を外されたロシア軍は、民間人の犠牲も厭わないミサイル攻撃や空爆を継続しており、事態は悪化の一途を辿っている。北朝鮮がそうであるように、経済制裁で国家が転覆するのかは期待薄だ。ウクライナ・ロシアの外交交渉は行われており、進展を見せているという報道もあるが、「当初の目的を必ず達成する」と話すプーチンがどこまで妥協するかは不透明だ。

「想定されていたより強い抵抗と戦闘の初期段階の比較的高い損失にもかかわらず、ロシアは自身に有利な条件にウクライナ政府が応じるまで、殺傷力のさらに強い兵器を使い攻撃を続ける決意のようにみえる」(米国防総省の情報機関である国防情報局・ベリア局長)と指摘するように、戦況の膠着が、プーチンを核爆弾というオプションに傾かせる可能性は十分にある。

ウクライナ人が隣国へ逃げ出さない理由を、テレビのコメンテーターのように「戦前日本に漂ったような同調圧力だ」という見方もできよう。戦場の勇敢さもムダ死につながることもあろう。たとえば、ロシア軍が日本を侵攻し、根室へ核爆弾を落とすなどと迫ったなら、日本は武装解除して、全面降伏を選ぶのだろうか。ロシアの支配下になるということが、歴史上、どんな恐ろしいことなのかを、今一度確認すべきだ。

うーん、 日本にとって最大の脅威は、

ロシアよりも中国なのですが、

平和ボケ、事なかれ主義の日本は、

アメリカにおんぶに抱っこで、12歳状態。

アメリカは、そんなに信頼できる国ではありませんよ。

日本に原爆を落としたくらいですからね。

アメリカも、ダブルスタンダード。

日本にとって頼れるアメリカの時もあれば、

そうでないときもあり、

共和党になったり、

民主党になったりで、

タラレバを言っても詮無きことですが、

トランプが再選されていたならば、

アフガンでのあれほどだらしのない撤退はなかったでしょうし、

プーチンのウクライナ侵攻も、防げたはず。

弱腰バイデンでは、お話しになりません。


もう本当に、政治的な発言はしたくないのですが、

やむにやまれぬ思いでのことなので、

お許しください。