僕は、天涯孤独者で、お金もあまりない、と。

カテゴリー的には弱者かと思いますが、

幸せです。


老後不安の記事をよく見かけますが、

それ、世界標準で見たらどうよ、という話。


たとえば、先日、爆撃を受けたウクライナの通りを、

老婆が泣きながら歩いている映像を見ましたが、

僕が彼女の立場だったら、同様に嘆き悲しみます。


でも、日本で不安を煽っている老後って、

全然不安じゃない老後。

生活保護という、セーフティーネットもあるし、

インフラも整っているし、

福祉もある、と。


それで不安不安て、そっちの心根のほうが不安を呼び込むよね、と。

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健康で住むところがあって、飯が食えたら、ハッピーなんです。

もうそれだけで、満たされているんです。


で、図書館に行けば本も読める、と。

古今東西の賢者が、人生について教えてくれます。

本当に、学ぶ気さえあれば、無制限で学べるんです。


自由に散歩もできるし、

爆弾を落とされることもない、と。

これで不平不満を言っていたら、

自分の精神状態を疑ったほうがいい、と。


マスコミも不安ばかり煽っていますけど、

また、商品を売るほうも不安を煽って買わせようとしますけど、

そんな、セルサイドの思惑に乗ってはいけません。


で、何が言いたいのかというと、

孤独と貧乏は、

精神の足腰を強くする、ということ。

「人間が貧乏からのがれるには、
 ふたつの方法がある。
 ひとつは、自分の富をふやすことであり、
 他のひとつは、わずかなもので満足するように
 自分を慣らすことである」

と、トルストイも言っているように、

ローコスト生活で満足できるようになれば、

幸せは、手の内にあるようなもの。


自分には何が必要なのか、

自分は、何に価値を置いて生きているのか、

それさえわかっていれば、

怖いものはないんです。