一昨日のことになりますが、
隣の市の図書館に行く途中アリーナがあり、
そこに、新成人がたむろしていました。
彼ら彼女らを見ながら、
自分は、成人式には出なかったなあ、と。
理由は、知り合いが誰一人いなかったから。
生まれ育った入間市を離れ、
今僕が住む町に引っ越してきたのが19歳のとき。
そしてそのまま二十歳を迎えたので、
町役場から成人式の案内は届いたものの、
そんなものに出ても、誰も知り合いはいないなあ、と。
もっとぶっちゃけたことを言えば、
あのまま引っ越しもせずに入間市に住んでいたとしても、
成人式に出たか否かは微妙。
そういう式典そのものが、苦手、なのですよ。
勿論地元であれば、友人も多く、
誘い合って、付き合いで参加したかもしれませんが、
そこは、何とも言えません。
いずれにせよ、40年以上前の昔の話。
生涯独身で結婚もしていないので、
当然結婚式も、友人親戚のものしか参加していません。
つまり、自分が主役になっての式典は、皆無。
でも、そのほうが、気楽で良いのです。
今後そうした式典があるとすれば、
自分の葬式ぐらい。
でもそのときには、
当の本人の自分がこの世にいないのですから、
本人不在の式典。
いや、そもそも、天涯孤独者なので、
誰も式典など上げずに、
直葬で遺体を焼いて終了、
ということになる公算大。

その後、無縁仏として、
どこかに埋葬されるのかもしれませんが、
そうなれば、
生涯式典とは無縁の人生で、
潔いかも。
風のように吹き抜けていく人生、
ということで、ね。