貧富の差の拡大、富の二極化が叫ばれて久しいのですが、

貧困の連鎖が、

貧困の怨嗟にならないよう、

国も、できることはしっかりやっていかないと、

やがては、みんなが困ることになるよ、と。


以下は、朝日新聞デジタルからの抜粋。


 週末の買い物を楽しむ家族や友だち連れ、コスプレイベントに集まった若者らが行き交う東京・池袋のサンシャインシティ。そのわきにある東池袋中央公園は、ここだけが別世界のようだった。

 9月下旬の昼下がり、人々が「ソーシャルディスタンス」で2メートルほど間を空けて列に並びだした。高齢の男性が多いが、中年の男女も目につき、中にはスマホをいじりながら待つ若者の姿も。日が落ちるころには、広い公園を埋める長蛇の列となった。

 彼らの目当ては、無料でもらえる弁当だ。生活に困る人を支援するNPO法人「TENOHASI」が、炊き出しや生活相談を月2回おこなっている。ここに集まる人たちは、どんな事情を抱えているのか。

 妻と一緒に列に並ぶ男性(54)は、ホテルの従業員。コロナ禍の影響で仕事がなくなった。会社は休業手当を出さず、収入が減った。妻は飲食店におしぼりを納入する会社でパートで働いていたが、その仕事も失った。今年2月ごろ、炊き出しのことをテレビで知り、訪れるようになった。

 最近はホテルの仕事が徐々に戻ってきたものの、勤務は週3日で、生活は苦しいという。「並ぶのは正直、恥ずかしさもあるけど、こういう場があるのは本当にありがたい」


うーん、 僕自身、介護離職するまでは、ホテルの従業員。

ホテル業界の厳しさは、想像できます。


 貧困の現場を長年見てきたTENOHASIの清野(せいの)賢司・事務局長(60)の表情には、危機感がにじむ。

 「コロナでぐらぐら揺れて、液状化現象のように貧困層が表面に出てきた。非正規雇用で、もともと弱い立場にいた人が失業保険や行政の給付金でもしのぎきれなくなり、真っ逆さまに落ちている。困窮する人に手を差し伸べるというメッセージを、今こそ国が発してほしい」


うーん、衆議院選挙の投票日までに、各党の主張に耳を傾け、

日本が少しでも良くなる方向へとの思いで、

投票しようと思っています。


ただ、どの党もバラマキ政策のようで、

また、後の世代につけを回すのかと思うと、

それも、釈然としません。

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国際情勢も視野に入れつつ、

国内問題にも目を向け、

さて、どこに投票したら、

いいのでしょうか。



それを、考え続ける日々でもあります。