人間の幸福とは何なのかを考えるとき、
それは、一人一人の価値観にもよると思うのですが、
僕の場合であれば、
自由な時間がたっぷりあること。
目覚まし時計で叩き起こされないこと。
好きなだけ寝られること。
食べるのに困らないこと。
散歩できること。
旅行ができたらなおいい。
気兼ねなく本が読めること。
好きな音楽を聴けること。
言いたいことが言えること。
快適な住環境があること。
良い友人がいること。
なのですが、
上記は全部、満たされています。
老後資金2000万円はありませんが、
それは、世間が言っていること。
僕は、500万円もあれば十分です。
今は秋。
食べ物もおいしいし、夜も長い。
秋の夜長の読書は、また格別。
僕の父も読書家でしたが、
いよいよ晩年になると、
本を手に取ることはなくなりました。
つまり、本を読むことでさえ、体力が要る、と。
衰えてきたら、読書すら、できなくなるよ、と。
父も、母も、晩年は、寝てばかりでした。
この事実から学ぶとすると、
いったい自分は、あと何冊の本が読めるだろう、と。
あと、どれだけの音楽が聴けるだろう、と。
あとどれだけ、旅行ができるのだろう、と。
まあ、そんな心配は横において、
今は、存分に読書できる身を感謝して、
今日も、いずれかの本を、
読むといたしましょう。