僕の場合、ローコスト生活でも、
みじめな気持ちにならないのは、
居住空間が快適だから。
僕は、親の介護のために建て替えた家に住んでいますが、
在宅介護で親を見送った後は、
その家が、そのまま、自分の老後の住処となります。
人生の流れのままに建て替えた自宅ですが、
間取りが大変気に入っているため、快適。
一戸建ての良さは、すべての部屋が二面採光。
僕の家で言えば、2階にある12畳の居間などは、
3面採光。
つまり、東と南と西に、窓があります。
3方面に窓があると、換気は最高。
日当たりも最高。
2階にあるもう一つの部屋は寝室で、
ここも2面採光ですが、
寝室なので、居間ほどの明るさはむしろないほうが良い、と。
で、一階にもリビングがあるので、
一人で住むには、十分な広さ。
これだけの空間があれば、
家の中にずっといても、ストレスになりません。
何が言いたいのかというと、
老後生活は、
必然的に、家にいる時間が長くなる、と。
だからこそ、
居住空間がもたらすリターンは大きいのですよ。
快適な居住空間があれば、
老後生活の幸福の半分は確保できているようなもの。
あとの半分は、各自、それぞれだと思います。
豪邸である必要はさらさらありませんが、
各自必要な居住空間の広さはそれぞれ。
また、マンションのほうが好きだとか、
家の好みは様々ですが、
自分が気に入った居住空間で暮らす快適さは、
年を取るほど、
大切になってくるような気がしてなりません。