年金制度は国の制度だから大丈夫、
と考える人は多いと思います。
まあ、半分はあたりだと思いますが、
半分はそうとも言い切れない、という思い。
そう僕が言うのは、僕自身、
その年金制度変更の影響を、
もろに受けているから。
僕より、わずか数年先輩は、
規定通り、60歳から貰えていた年金。
それが、2年ずつを区切りとして、
一歳ずつ、先に延ばされて、
僕の階層は3年延ばされ、
それも満額は65歳からで、
その63歳から貰えるのは、特別支給という名目。
つまり、年金は維持されるものの、
その中身をいじくられる、と。
そうしたことは、これからも行われるだろうと思っていたら、
タイムリーな記事を見つけました。
以下は、大杉潤氏の著書『定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業』からの抜粋です。
筆者の予測が正しければ、70歳年金受給への移行が完了するのは、2031年4月スタートの12年後になりますので、2043年4月です。そこから4年間だけ70歳年金受給が維持されます。 対象は、1973年4月2日生まれから1977年4月1日生まれまでの4学年です。 つまり、1977年4月2日以降に生まれた方々は、75歳受給への移行措置を受けることになり、ここから12年かけて75歳受給へ移行することになるでしょう。 先の長い話ですが、75歳受給開始への移行を開始するのは、2048年4月、すなわち今から27年後になります。 そして2060年4月、今から約40年後には75歳年金受給開始となるでしょう。 「そんな先の話、どうなるか分からない」「私には関係ない」という人が大半だと思うのですが、現在60代の筆者ですら、長く生きているとすれば、2048年5月には90歳であり、まったく関係ないとも言い切れません。 またそれよりも1985年4月2日以降に生まれた人、2021年1月現在では30代半ばより若い人たちは、筆者の予測が正しければ年金受給開始が75歳になります。
うーん、この予測の通りになるとは限りませんが、
可能性はありますね。
年金制度は死守すると思いますが、
それに伴う、改革、あるいは改悪、は、
せざるを得ないでしょう。
僕が危惧するのは、仕事が好きな人ならともかく、
そんなに長く働ける人ばかりなのだろうか、という点。
ブログパトロールをしていると、
年金受給だけを目標にして、
節約に節約を重ねて生き延びようとしている人もいて、
そうした人たちも、年齢によっては、
さらにゴールが延ばされるのではないか、ということ。
僕自身も、3年延ばされただけで、大変なので、
その精神的ダメージを思うと、切なくなります。
節約疲れで、年金に辿り着く前に、
ということもあるかもしません。