昨日の記事に対する、きなこさんのコメントを読んで、

考えさせられたことがあります。

それは、認知バイアス、あるいは、確証バイアス、について。

僕は仕事も出来ず、転職も多く、

やっとこさこの砂漠のような世の中を、

這う這うの体で何とか生き延びてきた人間なので、

仕事ができない人間、息苦しさを感じている人間、

に親近感を持ってしまいます。

その結果として、どうしても、

そういう人たちのブログを読むことが多くなり、

そういう人たちの情報で、自分の頭の中が占められていきます。

IMG20210801111701

節約ブログやセミリタイアブログなどもよく読んでいますが、

彼らは総じて、やりくりが上手で、無駄遣いをしません。

で、そうしたブログばかりを読んでいると、

僕の中ではそれが常識となり、そこに、

認知バイアス、確証バイアスが生じます。

以下は、きゃりねこニュースからの抜粋。



人が何かを認知する際、その捉え方を歪めてしまう現象を「心理的バイアス」といいます。

例えば「確証バイアス」は、一度抱いた仮説や信念を検証する際に、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のことを言います。古くはローマ帝国のシーザーからいろいろな人が言っていますが、要は「人は見たいものしか見ない」ということです。

自分と似たタイプの人を好む「類似性効果」もあります。いろいろな会社の人事考課を調べてみると、上司と同じタイプの部下は評価が高く、異なるタイプの部下の評価は低くなりがちです。組織の創造力を高めるために多様性の高い組織にしたいと努力している経営者や人事責任者からすれば、「似たような人ばかり評価する」ことはマイナスでしょう。

「ハロー(後光)効果」も人を見る目の精度を下げるバイアスです。ある対象を評価する際に、顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のことです。抜群に優秀な側面を持っている人は、他の側面の評価も高まります。

うーん、 僕なども大いに当てはまるところがあります。

卑近な例で言うと、2つ前のアルバイトの職場で、

同僚に自分の考えを話したところ、ドン引きされました。

月6万円で暮らせる、と言っただけなのですが。

他の4人の同僚は、いずれも60代で僕より年上で、

皆月20万円ほどの年金をもらっていました。

皆、高級車に乗り、それなりの生活レベルだったのでしょう。

ゴルフの話なども良くしていましたからね。

僕は、彼等よりも数段生活レベルが低く、

ゴルフなどもしたことがありません。

つまり僕としては、常識だったことが、

彼等には非常識だったわけで。

なので、僕は、このブログで書いているようなことは、

人を見て話すようにしています。


で、何が言いたいのかというと、

僕もそのような認知バイアス、

確証バイアスを持っていることを自覚して、

おかねばならない、と、思った次第。

人は自分の見たいものしか見ない、という傾向は、

ネット社会になって、



さらに加速されているのかもしれません。