自分が齢62歳になって、ふと、

加藤和彦が自殺したのがその年だと、

思いました。


ネットで検索してみて、

以下のような文字を見つけました。


「これまでに自分は数多くの音楽作品を残してきた。だが、今の世の中には本当に音楽が必要なのだろうか。『死にたい』というより『生きていたくない』。消えたい」との趣旨が記されていたという。


なるほど、と、簡単にはうなずけません。

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倉田百三は、哲学者の西田幾多郎への手紙の中で、

以下のように吐露しています。

「今日も私は宅の裏座敷で発作的な寂寥と恐怖とに身震いして青ざめていく魂の姿をまざまざと見過ごすほかはありませんでした」

西田の著作には感銘を覚えたものの、

その後実際に会ってみて失望した倉田の、

苦しみは続いたようです。

空虚さ、に対峙していた倉田は、

哲学者に救いを、あるいは、

慰めを求めたのかもしれませんが、

それは、ならなかったようです。

そうした空虚さ、を、

もしかしたら加藤和彦も感じていたのではないか、

とも、思えるのです。


僕も、空虚さは、感じることがあり、

このことはまた、

書いてみたいと、思います。